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私たちには、たくさんのものを持てば持つほど幸せだという、強固な価値観があります。そのため必死になって、肩書きを持ったり、お金を持ったり、知識をもつことに努めます。
時代が変わると、そうしたものの価値も変わります。定年や引退などによって肩書きを手放さなくてはならないときもくるでしょうし、お金は使わなくては意味がありません。何よりも、この世を去るときには、肩書きも財産も知識も手放さなければならないのです。 ところがみな、生活に対する不安や、将来の安定を失う不安から、常にいろいろなものをかき集めて、すべてを得ようと奮闘しています。そしてその結果、いろいろなしがらみに縛られるようになってしまっているのが、現代の人々の姿ではないでしょうか。 良い仕事や高い地位を得よう、家族や知人からの愛や信頼を得よう、健康を得よう、良い成績を得ようとして戦い、それを手に入れたり、成功と幸福を掴んだにもかかわらず、さらにそれを維持するために戦い続けるのです。そしてそれらのプロセスで喜び、悔しさ、コンプレックスといった、いろいろなものを次々と背負い込んだあげく、それに押しつぶされて窒息しそうになるのです。 どんなに愛する人がいても、また自分が作り上げたり、いつまでも持っていたい、どんなに愛するものがあっても、それらをすべてこの世に残して去ることになるのです。もちろん、この肉体さえも置いていかざるを得ません。 そこで、いったい私たちにとって何が最も重要であるか、最後まで持っておくべきものは何か、それについての気づきをしなければなりません。それによって、おのずと、いかに生きるべきか、という答えがやってくるはずです。 ヨグマタ著書「心を空っぽにすれば夢が叶う」より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年05月27日 20時24分09秒
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