真の自己に出会う旅・・・気づきと感謝の日々

まず考えていただきたいのは、あなたはいったいどこから生まれてきたのかということです。それを考えていくと、神の存在に突き当たります。私たち人間をはじめ、すべてのものを作り出している奥深い存在、それが神なのです。

神は擬人的な存在ではなく、人間の心が作り出したイマジネーションでもありません。すべてのものを超えた偉大な存在だと考えるとよいでしょう。

神は創造者であり、保護者です。この世界すべてを支えている存在です。そのために、神はスープリーム・コンシャスネス(至高の意識)、あるいはハイヤー・コンシャスネス(高度な意識)、もしくは単に「存在」(ビーイング)とも呼ばれています。神なしには、すべての人、この世界中に存在するすべてのものは、どこにあっても生きることはできません。

神は目がなくてもすべてを見ることができ、耳がなくてもすべてを聞くことができます。足がなくてもどこへでも行くことができ、手がなくてもすべてを創ることができるのです。

神には形となった体がありませんが、すべての人、物、存在するものには、神が宿っています。言い換えれば、すべての人が神の体になり得るのです。

神は、あなたが眠っていても目覚めていても、そこにいます。神はすべての世界の源の存在であり、宇宙の母といってもよいでしょう。すべては神から送られて、生まれてきたのです。美しい大自然もまた、神によって創られました。神の愛は海のようなものです。

神はエネルギーです。神のエネルギーがないと、水は海に流れていかず、風は吹きません。火は燃えることができず、土に生じる花々や木々や果物も育ちません。この世界に起きている現象はすべて神のエネルギーによるものです。神のエネルギーが存在しないと、なにものも活動することができず、太陽の光さえなくなるのです。

　　　ヨグマタ著書「心を空っぽにすれば夢が叶う」より