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2016.01.01
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カテゴリ:映画
明けましておめでとうございます (^-^)
今年が皆さんにとって最良の年となりますように。

僕はと言えば、せっかくの3連休も実家には帰らないので他にする事も特に無く(笑)、洗濯と掃除の後は映画ばかり観ている。
しかし、これで残り2日間も過ごすのか…(笑)。

以前、NHKドラマ【64(ロクヨン)】が放送された際、「このまま編集して映画化しても遜色無いくらい、クオリティは高い」と書いたが、NHKが年末にきっちり編集し直して放送してくれた。
(おまけに、わざわざ「118分版」とまで銘打って…笑)
ただ、さすがに2時間弱まで短くすると、どうしても誘拐事件にしか焦点が当たらず、もう一つの主題である記者クラブとの攻防はほぼカットされていた。
まあ、それは仕方が無いとしても、もう少し長めにしてでも、登場人物達の心情をじっくり描いて欲しかった。
今年公開予定の映画版は前後編らしいが、どんな人間模様を見せてくれるのか楽しみだ。
因みに、NHKのドラマ版は「平成27年度芸術祭テレビ・ドラマ部門」で大賞を受賞したらしい。

そう言えば、後で知ったが、12月12日は小津安二郎の誕生日であり、命日でもあったらしい。
ブログの更新を1日待っていれば「運命的だ!」と自慢もできたのに(笑)、ちょっと勇み足だった。


【007 / スカイフォール】…満足度★★★


ダニエル・クレイグ演じる仏頂面J・ボンドの3作目。
在り来たりな肉体派スパイ映画に成り下がっていた前2作の反省を踏まえたのか、今回はMやらQやらボンドカーやらと、これまで以上に【007】らしさ、英国らしさを意識した作風になっていた。

とは言え、内容的には内輪揉めに絡めた新旧交代を描いたに過ぎず、却ってシリーズとしての行き詰まりを感じさせる結果になってしまった。
どうせ同じマンネリ化なら、美女を口説く余裕とウィットを兼ね備えたボンドをもう一度観せて欲しい。



【麦秋】…満足度★★★★☆


東京物語】のどこか張り詰めた緊張感とは違い、終始和やかな雰囲気が漂う。
原節子の芝居も軽やかだ。
笠智衆が思ったより若くて、最初気付かなかった(笑)。

今回は結婚を巡るコメディだが、どの時代においても人々の心情や言動には大差が無いという事が、小津安二郎の作品を観ているとよく分かる。
本質を捉えているが故に、表現は平坦でも、そこかしこに人間の滑稽さと哀愁が滲み出ている。
【東京物語】と雰囲気は全く違うが、これはこれで秀逸だ。

所々に残る戦争の記憶は、この平穏な日常がどれだけ幸せかを教えてくれている様に感じた。



【クワイエットルームにようこそ】…満足度★★★☆


松尾スズキ原作&監督、内田有紀主演作品。
社会生活から滑り落ちた人間達の痛々しさと哀れさを、監督独特のシニカルな笑いで描いている。

最初はコメディかと思ったが、主人公の過去が明らかになるにつれ、単純に笑ってもいられない雰囲気になってくる。
その描き方がなかなか上手い。
内田有紀がいつの間にか良い女優に成長しており、そちらも見所の一つと言えるか。





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Last updated  2016.01.24 21:40:00
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