カテゴリ:教養・時事 (文化、歴史、芸術)
戦後、高度経済成長期からバブル経済期にかけて「より豊かに、より便利に、より快適に」を求めて作り上げた日本社会が、よもや「ネズミの楽園」だったとしたら、こんな皮肉な話も無い。
バブル崩壊後は、経済・政治・教育などあらゆるシステムが膠着、既得権益化し、国際競争力を失う中で、日本社会はますます「箱庭」化して行った。 そして、国民はますます目先の損得や勝ち負けに拘泥して行く事になる。 宮台真司の言う「沈み行く船での座席争い」とは、こうした状況を指すのだろう。 勿論、人間はネズミではないので、この実験のように日本人が絶滅する事はない。 しかし、今以上に少子高齢化や格差が進み、社会が衰退すれば、この国は間違いなく米国か中国に侵犯・併合され、世界地図から「日本」という国名が消滅する事になる。 その時、日本人は何世代先まで、民族のアイデンティティと文化を守り続けられるだろうか…? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.07.29 22:35:35
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