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2018年07月08日
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カテゴリ:ポーランド旅行
ストーンズライブ当日の続きです。

ゲート11から4へ移動します。
途中、トイレに寄り、
念のためペットボトルの水をもう1本ゲット。
めちゃ高かったけど。

正門らしき前を通りかかると……


どうやらチケットの当日引き渡し場所みたいです。
まだ、人は少なめ。のんびりムード。

そして、ゲート11に到着。


入口前のスタッフに声をかけると、
開門は17時だから、それまでどこかで時間つぶして来てね
とのこと。
え~~っ。
そんな悠長なこと言ってる場合じゃないっす。

周りを見渡すと
並んでいる人いました。


この写真の右端に10人ちょい。
なんと前のほうに日本人女性2人が!
やった、聞いてみよう。
すると、同じNO FILTER(ピット)のチケットで
ここではいいのかハッキリわからないけど、とのこと。
とにかく最後尾に並び、ビニール袋を敷いて座り込み。

途中、私の後ろにファミリーらしきグループが来て、
ジャンクフードを食べている。
あまり食べ物売ってるところはないみたいで、
どこかから調達してきたようです。

私も16時すぎに持参のバナナ半分を食べました。
本当はウイダーインゼリー持参のはずが、自宅に忘れてきた!
胃の調子が悪いので、どうせほとんどおなかはすかないんですけどね。

この間も、アーリーエントリーできる人たちが続々と来て、
中に入っていきました。
どういう人たちなんでしょうか。
家族やお友達関係?
それとも何かのコネがある人たち?

ゲートの中でも大勢が行列を作っていて
なんか、ステージ裏見学ツアーのグループ
みたいな感じに見えました。

16時半すぎ。どうせまだゲートはあかないと思い、
LINE見てたら、急に動きが。
16:50頃、みんなが立ち上がり、
ゲートの前のフェンスの中に並ばせてくれることに。

私の後ろにも人はいたけど、まだまだ人は少ない。
じつは、後ろから来た男性1名が横入りしたようで、
前のカップルから「ずるい、後ろに行きなさい」って言われているのに、
全然無視して入ってきて、ちょっと険悪な雰囲気に。

ゲートの列は年齢層が高く、ほとんどが欧米人。
でも日本人もいて、前の女性2人、
そしてどうやら私の前にいた男性も日本人だったようです。
人種不明で、後からわかりました。

ゲートがあくのを待つ間、急に空が暗くなり、
雨が降ってきました。
通り雨のようだったけど、けっこう降る!
敷いてたビニール袋を頭の上にのせて雨具に。
大判の薄いビニール袋のレインコートを着ていた人たちもいました。
あんなに薄いと持ち込めますね。

17時過ぎに、いよいよゲートオープン。
慌てて走ったら、ポケットからWi-Fiが転げ落ち、
スタッフに呼び止められ、また戻って拾い……。
ドタバタの開始です。

勝手がわからないから、人が行く後について走る。
最初のテントはギフトの受け渡し場所でした。
いらないつもりが、スキップしようとしたらスタッフに止められ、
テントの中へ。デスク前に並び、順番が来たところで、
私は急いでパスポートとクレジットカードを出しました。
写真付きのIDカード、チケットを購入した際の
クレジットカードが必要なのです。

それをスタッフがPCで照合して確認し、
黒いベロマークのスポーツバックを渡されました。
これがギフト。スムーズでした。

でも他の人は、いろいろ手間取っていて、
どうすれば買ったことを証明できるの?って言ってる人も。
そういう人の後ろに並ぶと時間かかりますね。

で、そこから、階段を駆け上がり、
通路を走って次の場所へ。もうハアハアです。
次はなんだろう?

たどりついた小さなゲートには、
行列がいくつかあり「NO FILTER」の列に並ぶと、
ここがチケット代わりのリストバンドをしてもらうところでした。

スタッフが10秒でやるわよ、みたいなことを言っていて。
F1のピット状態で、やる気満々。
確かに、すごい勢いで手に付けてくれました。


さあ、ここからが体力勝負。
ピットに向けて走ります。
まずは坂を駆け下りて、スタジアム地下のゲートへ。
ここでゲートがピットAとBに分かれるんだけど
気づかず、Aに行こうとしようで止められ、B側へ誘導されました。

しか~し、この時点ではAに行く人が圧倒的に多い。
Bに行く人は、はるか彼方の前の方を数人走っているのみ。
なんだかマラソンコースみたいな感じ。
必死で走るも、途中で息切れして、一時的に歩き、
また走る。Keithのためだ、走れ~~。

で、しばらくしてやっと外に出ました。
アリーナです。アリーナの真横から入った状態!
前へ前へと走り、ゲートをくぐり抜けて。
またゲートを抜けて、やっとたどりついたピット。

中央エリアはもう人がかなりいて、
花道横の空きスペースにしようかと思ったけど、
やっぱりキース前に。
やれやれとバッグを置いて、一息ついていたところで、
隣の外国人の兄ちゃんが急に気づいたようで
「あなたの席はここじゃない。前だよ、あっちだよ」と
すごく勢いで教えてくれて、ええっと。

どうやら、最後の最後にもう1つ先のゲートがあったようです。
私がいたのはゴールデンサークルエリアだったみたい。

慌てて、またバッグを抱えて走り、
もう1つ先の「NO FILTER」のゲートを通り抜けて、
やっと本物のピットに到着。
すごい、本当に前だ。

私は迷わず、中央近くのキース前の場所へ。
残念ながら最前列は空いてなくて、
2列目だけど、前のマダムは背が低いので、
十分見えそうです。

で、驚いたことに、ピットからステージまでの距離が、
1.5mぐらい。激近!何よ、この近さは。



東京ドームの最前列で見た時は、
席からステージまで数mぐらいでしょうか?
大きな川が流れているぐらいの距離があり、
ストーンズは向こう岸の崖の上で演奏してる感じでした。
すごく遠いし、距離を感じるし。
その時は、こんなもんなのかなって思っていた。

でも、ヨーロッパではもっと大きなスタジアムで、
なんでこんなに近いんだよ。

汗だく、不安で具合が悪くなりながらも、
ここまで来た甲斐がありました。

ドームの天井があいていて、開放感たっぷり。
さっきの雨がウソのような青空。
キースの杖の舞が効いてるのかな。


前座を待つ間も、ピットはなごやかな雰囲気です。
みんな、あなたはどこから来たの?って
聞き合っています。

私の前のマダムは、アメリカから。
マダムの胸にはVIPパスが。


お隣の友人もVIPのワッペン。


マダムは、彼らのライブを100回以上も見ているそうです。
その隣にダンナ様。その後、もう1名いらしてVIPグループです。
マダムは明日朝7時すぎの飛行機で帰るそうで弾丸ツアーですが。

私の左隣は、オランダ人の男性。
とてもフレンドリーで楽しい方で、
おかげで、とても楽しく過ごせました。

彼はアムステルダムから北に1時間ほど行った街にお住まいだそう。
アムステルダムからワルシャワまで飛行機で1時間半ぐらいだけど、
家からは5時間半かかるって言ってました。
それでも近い!ヨーロッパ、いいなあ。
これが29回目の彼らのライブ参戦だそうです。

ワイフはライブが好きではなく、一緒に来てくれる時もあるけど、
今回はホテルで待ってるとのこと。

オジサマが胸につけていたバッジもパチリ。


私の後ろは、ゲート前で私の後ろにいたファミリーたち。
その隣では、なんと手書きでボードを作ってました。


余裕たっぷり、自由な雰囲気、
これは、いったい何?
どうして日本は、あんなにピリピリしていて
楽しい雰囲気じゃないんだろう?

オランダ人のオジサマに、
日本ではストーンズのライブはピットはなくて、
全部席が決まっているといったら「なんでだ?」って聞かれ、
説明がたいへんでした。
ふつうのライブハウスではオールスタンディングはあるけど、
ストーンズは席が決まっている。
確かにピットがある海外からすると、おかしいですよね。
私の方がどうしてか聞きたいわ。

そんなこんなで、なごやかムードの中、
前座のトロンボーン・ショーティのアクトがスタート。


これがめちゃめちゃいいライブ。
演奏も素晴らしく、みんなノリノリ。
白の人がトロンボーン・ショーティ。
トロンボーン持ってる写真がぶれてしまい、これしかないっ。

このギタリストがすごい速弾き。
キースの前で、そんだけ弾くか。



マダムが振り返って
「すごくよかったわね。ふつう前座は、すごくやりにくいものなのよ。
ストーンズのファンばかりだから」って話しかけてくれました。
本当にそうですね~~。
どのバンドの前座も、やりにくいだろうなっていつも思います。

だけどこのバンド、本当に素晴らしかった。
前座だってことを忘れさせてくれる、
すごくいいパフォーマンスでした。

予定通り、30分で前座終了。

そうそう、マダムたちは
VIPルームには行かなかったそうです。
お酒とかあるけど、場所を確保する方が大事ってことでした。

そんなマダムたちはじめ、ほとんどが、
ピット席のギフトを受け取らずに来たようです。
マダムのダンナ様が、前座の前にギフトを取りに行ってくれたようで、
大量のバッグを持って帰ってきて、みんなに配ってました。

そもそも、私、オランダ人のオジサマから、
「そのバッグ、私が買い取りますよ」って言われ、
ダメダメって断ったぐらいなんです。

でも、オジサマもちゃんとギフトのバッグを渡されてました。

ストーンズを待つ間、
スタンド席のお客さんたちが、
自発的にウエーブやってくれました。
みんな席から立ち上がらなくちゃいけないのに、
見事なコンビネーションで。

あまりにきれいなので、アリーナのみんなが拍手喝采。
すると、続けてもう1周、さらにもう1周と、計3周も。
ワルシャワの人たち、熱いです!なんかステキ~~。

夏のワルシャワは日が長く、まだまだ明るいです。
ストーンズのライブ開始は8:50予定。

思えば、武道館の日本公演では、
「We want Stones!」コールが起こり、
長年待ってたファンたちの熱い気持ちが伝わってきて
独特の緊張感もあり、胃痙攣で、胃がキリキリ痛みました。

でも、ここではみんなリラックスして、
すごくいい雰囲気で彼らを待っています。
私も全然緊張していない。
むしろリラックしていて、安心していて、
これからたっぷり楽しむぞって思っているのが
すごく不思議な感覚です。
なんで日本とこんなに雰囲気が違うんだろう。

彼らが登場するまであと少しです!






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最終更新日  2018年08月31日 11時36分04秒
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