遅くなりましたが、介護の続きです
前回の続きです。私たちは、いままで、3匹のワンコを看取っています。初めて飼ったワンコは 雑種の男の子で、私の友人の旦那さんの実家で産まれてしまった子です。もう20数年前で、家で自転車屋さんを営んでおられ、避妊なんてことは、考えたこともなかったそうです。産まれては、店先に出しておけば、欲しいという人が、現れたそうで、いつものように出していたのに、誰も引き取らなかった元気過ぎる子を貰いました。初めての経験に、旦那も私も、四苦八苦犬の飼い方・・・なんて本には、3日でトイレを覚えるとか・・・とんでもない 6ヶ月たってもお漏らしの日々です。気持ちが通じ始めるまで、どれだけかかったことでしょう・・・2歳になって、次の子が来ました。ビーグルmixの女の子です。ワンコが群れになりました。それはそれは、仲のいい兄妹です。ワンコのすばらしさ、繊細さを実感した日々でした。その男の子も、15歳を過ぎると、老いが目立ってきました。そして、16歳 彼は、脳梗塞を起こし、起きることも、寝返りをうつこともできなくなりました。トイレは、オムツでしのぎ、できる限り、寝返りをうたせ、床ずれを起こさないように、介護したつもりでした。でも、日に日に痩せていく彼の体は、骨が浮き出て、どう寝かせても、すぐに、ジュルジュルに床ずれを起こしました。スプーンでご飯を食べて、白内障で見えない目で、私を探し、昼もなく夜もなく、泣いていました。介護は大変です。でも、衰えていく彼を見るのが、辛かったです。そんな時、友人の紹介で 初めて子犬を預かりました。本当に、嬉しかったです。家の玄関で自由になった子犬たちがまっすぐに彼のベッドに入ってくれました。顔の向きを変えることもできなくなっていた彼のベッドに、躊躇せず、入ってくれました。それからの、彼は、とても穏やかな表情を見せるようになりました。このチビ子達が里親さんに貰われていくのを待たずに、彼は、旅立ちました。とても、穏やかに・・・ 犬の介護、猫の介護・・・生きているものには、着いて回るものです 大変です。かわいいときばかりではありません。それも踏まえて、ペットを飼う覚悟を付けられるか、考えてください。 介護はたいへんといいましたが、介護させてくれたからこそ、彼がいなくなることを、私たちは、覚悟できました。突然ではなく、もうすぐ、僕はいなくなるんだよ・・・と最期が来ることを教えてくれました。ある意味、幸せなときです。 私たちには、後、5匹のワンコがいます。できることならば、介護まで・・・ 天命を全うして欲しいです。20数年、ワンコと暮らしてきた、私たちの答えです。