『蜜蜂と遠雷』
蜜蜂と遠雷/恩田陸本屋大賞と直木賞を受賞した作品。三年に一度開催される国際ピアノコンクールのコンテスタント達の話です。この作品は主人公級の登場人物が複数います。それぞれが魅力的で、読んでいて「誰か1人だけ」でなく、皆に優勝して欲しいと思わせてくれます。音楽を文章で表すのは難しいと思うのですが、言葉巧みに表現しています。ただ、個人的には冗長過ぎるようにも感じましたが。。。ただ、これだけの表現ができるのは作者は音楽に造詣が深い? と思い調べると、自身も高校までピアノを嗜んでいて、モデルとなる浜松国際コンクールに四回通いこんだとのことでした。納得です。タイトルの『蜜蜂と遠雷』ですが、蜜蜂の意味は読んでいれば分かるのですが遠雷の意味するところは?私には分かりませんでした。何か読み落としたかな。。。f(^_^;恩田陸 蜜蜂と遠雷 音楽集 【CD】