成人してから発達障害の正式な診断を受けたルーシーですが、
幼い頃から順番に振り返ると発達障害の特徴的な行動はよく表れていました。
今回は
パニックについて
学校で起こしたぶんを振り返ります。
(いくつか過去記事とエピソードが被っています)
小学校高学年の発達障害児のパニック エピソード
//5年生①//
12月上旬くらいでしょうか。
女の子たちは仲良しグループ同士でクリスマスパーティの計画をしていました。
尤も、どのグループにも仲間として認められていなかった私(自覚なし)は
クリスマスパーティのお誘いなんか来ていなかったのですが。
10歳くらいの'お年頃な女の子'は特定の仲良しグループと密な関係になってつるむようになる
というを知らなかった私は
クラス内のとある1つのグループに
「自分もクリスマスパーティに参加したい」と申し出ました。
これが幼児〜小学校低学年なら受け入れてもらったかもしれません。
もちろん断られたのですが、それが私には不可解で予想外でわけがわからなくなり、
癇癪のようなパニックを起こしました。
傍目には「思い通りにならなくて癇癪を起こしてる」ですが
厳密には「予想外すぎてわけがわからず頭が爆発した」という感じです。
- ASD児は心の育ちがゆっくりなことが多く、同世代の子供の「お年頃」な行動を獲得しきれていない
- ASDだと「先を見通す力」が弱いから断られるなんて想像もしなかった
//5年生②//
当時のクラスの担任教諭は血気盛んな20代半ばの体育会系男性でした。
叱ったり怒ったりするときは怒声がすごいです。
あまりにも手がかかる児童に対しては物を投げたりして威嚇するタイプです。
ある日、クラス全体でみんな一緒くたに怒号で叱られました。
私1人だけが叱られているわけではないのですが、
頭が恐怖に支配され泣き叫び喚く過呼吸するのパニックを起こしてしまいました。
この場合、私だけが叱られているわけではないので
- 発達障害は、言葉の内容に無関係で大きい音・声で威圧されることに敏感
という特徴を見ることができます。
//6年生//
私が通っていた公立の小学校では、
5、6年生全員による鼓笛隊パレードが毎年行われていました。
希望する楽器がなければリコーダーを吹くことになるのですが、
一部の大型の楽器は希望する児童が集まって選考を受けるのです。
私は「マーチングキーボード」という肩からかける電子ピアノを希望し、
音楽教諭のもとで選考を受けました。
で、ピアノを習っていたわりに対して上手くなかったので落ちたのです。
健常児の小学校高学年なら落ちても我慢したり悔し涙を流すとかするでしょうが、
私はここで癇癪的にパニックを起こしてしまいました。
癇癪を起こしたのは、
- 発達障害児は脳の機能不全が要因で発達が遅いため、同年代の健常児に比べて欲求に耐える力が弱いから癇癪を起こしてしまう
- 自閉症スペクトラムの特性で、選考に落ちる可能性を考えたりする「先を見通す能力」が弱い
と今なら考えられます。
こう書き連ねていくと、社会性における幼さが目立ちますね。
次回は中学校で起こしたパニックです。
次回更新日:6月25日(日)