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マイルドなアスペの独り言

マイルドなアスペの独り言

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2019.09.09
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カテゴリ:家族

先日、久しぶりに母親と連絡を取る機会がありました。口喧嘩も何もしていないのですが、少し電話で話しただけで私は気持ちが沈んでしまいました。


結婚後の母はボランティアやパートなどでケアラー的な仕事をよくやっています。小学校で重度知的障害児の専属サポーターをやったり、精神・知的障害者の施設で働いたり。弱者の中でもとりわけ弱い方の世話が多いです。こうしてキャリア変遷を見ると意思疎通が難しい方の世話が多い。だから根は良い人のはずです。


世話好きが行き過ぎてちょっと怖いこともありますがね。昔は「いつもあなたたちのお世話してあげてるのは誰?お母さんよ!」「あなたたち姉妹が間違った人生へ行かないように、レールから踏み外しかけたら戻してあげてるの」など言ってて、何故か?ちょっと怖かった。


母は根は良い人のはずなのに、接すると「私は幸せだ」「私は恵まれている」「人生100%悪いことばかりではない」と感じる心がなくなります。客観的に見れば、私って本当は非常に恵まれているのに。それがわからなくなる。
母親と会話すると「私の人生は詰んでいる」「あれはダメ、これもダメ、それもダメ」「私の感性と考え方は歪んでいて間違っている」「私には依存相手が必要で、自力で生きられない人間だ」という気持ちに落ちて生きます。自分自身に対して主体的に気丈に考え行動するパワーを吸い取られていく感覚です。


10代前半の頃は、そういう気持ちを言語化できませんでした。それでも「大人になったら仕事をうまくやって稼いで、母と疎遠になって、子供を作らず、元気な独身女性として生きていきたい」という願望があったので、母と一緒にいることが明るい思考と人生から遠ざかると無意識に気づいていたのかもしれません。


ただし、母本人は「パワーを吸い取っている」つもりは全くないのかもしれません。こないだなんか「ルーシーちゃんが子供を産んでくれたら、お母さん協力する。お母さんも一緒に育てたい」と言ってたので。尤も、自分は子供を持ちたくないので願い下げですが。つまり、母と接する私が勝手にパワー下がって弱っているだけかも。


いい大人なら、次世代を生み育て、老いていく両親に対して感謝し親切に接するべし。年老いた両親はいずれは庇護する対象です。今のところ私は、死ぬまで子供を持ちたくないし、親に優しい気持ちを持てないので、私は未熟者です。発達障害者は精神的な成熟が遅いという一般論があるので、私もいつか成熟して母親に思いやりを持てる日が来るかもしれませんが、いつになることか。一生来ないかも。






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最終更新日  2019.09.09 17:38:48
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