大学を卒業し1年のブランクを経て、社会人になってから3年目。
実は社会人になった年から父から「母の介護」の話をされています。
例えば、お茶の間のテレビに認知症ドキュメンタリーが流れた時、
私が母の介護をやることを前提に父は色々と私に語ってきます。
しかも、老人ホームに預けることは「姥捨山」だと言います。
せめてデイケアに日中預けて働きながらでもして、
私が老いた母と「先祖から受け継いだ田舎の家で」「一緒に暮らしながら」世話しないとならないようです。
母の老後をどうするかは、その時の私の状況による、としか今は言えません。
どんな会社で、どんな仕事をしているのか、わからないからです。
状況次第で、共に暮らしながら面倒みるか、ホームに預けるか、変わってきます。
自分の衣食住を守ることが一番大事なので、
自分の生活を守ることを一番にしながらその時に判断します。
親の介護のせいで失職する人が日本にはたくさんいるのに、
テレビのドキュメンタリーも介護で失職した人を特集しているのに、
父は私の生活を心配していないのでしょうか?
しかも、田舎に住んだら仕事なんてなかなか見つかりません。
両親の故郷は山と田んぼに囲まれた過疎地です。
父が母を心配するところはとても嬉しいのですが、
私のことも心配してほしい。
いえ、私の人生を私の人生と思っていないだろうから興味がないのでしょう。
父も母も
「この子は放っておいても雑に扱っても生命力があるからどうにかなる」
「この子はなんだかんだで自分たちの期待(孫を生むこと、介護、田舎の家を守る)に応えてくれる」
と今まで私に接してきました。
学生時代までは考えたことがなかったのですが、
社会人になってからこのように接されるようになり、
父と母が良いことをしてくれた時に不信感を持つようになってしまいました。
ブランド物の服や鞄をくれた時、高級な食べ物を贈ってくれた時、お金をの工面をしてくれようとした時、全て打算に裏打ちされていると感じてしまいます。
早く両親から距離を置かないと、洗脳されてしまうのではないか。
本来、一人暮らしは経済的には全く合理的でありません。知らない大家に家賃を払い続けるくらいなら、複数人で集まって家事もお金も分担し、共同生活する方が効率良く生活できるものです。独身でいて親子関係に疑問を持たなければ、成人しても親子で家事とお金を分担しながら一緒に暮らす方が効率が良いです。今時非難される「子供部屋おじさん」「子供部屋おばさん」なんて大きなお世話です。
それでも、いい加減親と距離を置かないとならない時がきているようです。結婚で実家から離れる可能性はほぼゼロですし、自分の足で一人暮らしへ踏み切らないとなりません。