テーマ:最近観た映画。(39261)
カテゴリ:映画
映画を見ました。
いちいち報告されなくても分かっているとは思いますが、 私は現在「第3次映画ブーム」の真っ只中にいます。 もう、映画が見たくてたまりません。 日常のほかのどの行為よりも、映画を見ることを優先させたい気分です。 それはまるで、 中学生のとき好きだったあの子に、 どんなときでも会いたいと思っていた気分のよう。 なんて前置きはさておいて、今回見た映画を紹介します。 「スーパー・サイズ・ミー」 社会悪としてのファーストフードを告発するために、 監督自らマクドナルドのメニューだけで1ヶ月をすごすという、 体当たりもはなはだしいドキュメンタリー映画。 結論から言えば、 ファーストフードばかり食べているとヤバイ。 実際、彼は1ヶ月で11キロも太り、体調も悪くなった。 これは、考えさせられる事態だ。 彼の状況を見ていると、 今後マクドナルドでは食事をしたくなくなる。 それぐらいのインパクトがあった。 1日3食をファーストフードに頼ることはしないが、 結構不規則な食生活を送っている私は、 本当に「このままではやばいのか?」「俺、死ぬのか?」 などと、嫌な妄想ばかりが浮かんでしまうほどである。 私に、生活を正すことの重要性を認識させたというだけでも、 この映画は価値のあるものだったといえよう。 マイケル・ムーアといい、アメリカの批判的なドキュメンタリー映画は見ごたえがある。 映画を見て、何か現実の問題を考えさせられることは、われわれにとって重要なことであるように思う。 テレビ(あるある大辞典・おもいっきりテレビ)とは違い、 お金を払ってみている観客に、明確なメッセージを伝えようという意思が感じられる。 でも、見ているだけで「おえっ!」と吐きそうになってしまうのはいただけない。 テーマがテーマだけに、しょうがないけど。 「皇帝ペンギン」 反則です。 ペンギンを使うなんて。 人間は小さくて、丸っこい生き物をかわいがってしまうという本能があるそうです。 これは自分の子供をかわいいと思うように、遺伝子にプログラムされているところからきているようです。 だから、人間は仔犬・仔猫が好きなのです。 動物モノが好きなのです。 ましてや、造形自体が奇跡というほどかわいらしい「ペンギン」を映画に使うのは、 レッドカード3枚ぐらいの反則です。 10試合ぐらい出場停止になるくらい反則です。 審判に向かってボールを投げたガルベスくらいの反則です。 極寒の南極大陸に住む皇帝ペンギンの1年をドキュメンタリーとして追った作品です。 卵を温めるために、3ヶ月以上立ったままで何も食べない父親や、 子供のために遥か彼方の海へえさをとりに行く母親の姿がありありと描かれています。 ペンギンの自然のままの姿を淡々と撮っている作品なので、 今までの「動物モノ」のように、わざとらしく泣かせる場面や、 物語としての人工的なクライマックスはありません。 しかし、自然の厳しさを知る一方で、 命の大切さを知るといった、 非常に教育的な映画に仕上がっているような気がします。 一見の価値はアリ。(2回見るのはイヤ) 疲れたのでカンフーハッスルの感想はのちほど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月04日 20時15分47秒
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