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カテゴリ:読書
久しぶりに本を読んだ。まぁラノベなんですけどww
旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで 萬屋直人 著 電撃文庫 あらすじのようなもの(コピペ) 全てを捨てて旅に出ないか。 そう問われて、即答できる者はどれだけ居るだろう。 でも、僕は答えた。 あの日の情景は写真のように鮮明に記憶に刻まれている。 全てを捨てて旅に出ないか。 そう問われ、僕は是(イエス)と答えた。 全ての人から等しく特定の記憶を奪っていく「喪失病」の蔓延によって、人類は緩やかに滅びつつあった。 人の疎らになったこの世界を一台の二人乗りのスーパーカブが走る。それに乗って目的の無い旅を続ける少年と少女。 そんな二人を中心に織りなす、出会いと別れの物語。 勢いあまってわざわざ画像をコピーしてあらすじをコピーして感想を書こうとする程度にいい作品だった。 まず題名。これを見た瞬間、「お」ってなった。 んでパラパラとめくる。ふぉぉおおお!これは!面白そうだ。 と、買ったはいいが忙しくて読めず、昨日夜中に読破。 物語の大枠としては「旅」。キノやキーリみたいな感じの構成。 そして「恋」。やっぱこれは大事だよね。ライトノベルとして。 キーワードは「喪失症」。 似ているのは灼眼のシャナの「トーチ」が消えていく感じ。 そのせいでこの物語の登場人物には名前がない。それどころか固有名詞が出てこない。 これが非常に新鮮で面白かった。 あ、ひとつだけ出てきたか。・・・でもあれは・・・ね・・。 展開が読みやすい場面も多々あったが、いい意味で読みを裏切られる所もあった。 中々話の作り方が上手いと思う。 ボスの話は大体予想がついて、大体予想通りだった。 読み違えたのは、ちゃんと飛んだこと。 前の場面からして、飛ぶ前に・・・と思ったんだけどな(ぁ まぁ何というか「ここでか・・・」と何とも言えない気持ちにさせてくれました。 文字通り、少年と少女の旅物語。 電撃小説大賞最終選考まで残った作品だけあって、よくまとまっている。 これで終わりでもいいけど、続編が出るなら読みたい作品。 久しぶりの良い1時間30分でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.18 14:28:42
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