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カテゴリ:1990年代
今回から'97防府北編に入ります。
”防府北基地”は西日本での空自パイロット初等教育訓練基地の役割を担っています(東日本では静浜が担当)。 前回の終わりのようについ”防府基地”と書いてしまうのですが、正式には”防府北基地”です。と言う事は”防府南基地”がある訳で、南は航空基地ではなく空自の一般隊員の教育訓練を担当しています。 この年初めて行く事になったきっかけは、やはり”ブルーインパルス”です。'97年編の始めに書きましたが4月のアメリカツアーの影響で、この時点で国内で行なわれた展示は”新潟”のみ、この”防府北”が2回目となります。 この翌週に”松島”が控えているのでそれを待っても良かったのですが、夏の”松島”は天気が読めない事もあったので、用心に”防府北”へ出掛ける事にしました(不幸にもその予感は的中する事になります)。 例によって夜行寝台で防府入り、ほぼ開門と同時に基地に入りました。最初に撮影したのが入間の第402飛行隊”U-4(252号機)”です。 何故”U-4”?と思われるでしょうが、実はこの時が”U-4”最初の一般公開でした。 この年の2月にアメリカから岐阜へ空輸されてきた”U-4”は飛行開発実験団で運用試験が行なわれ、約1ヶ月前の6月中旬から部隊に配備されていました。 続いては海上保安庁広島航空基地所属”ショートSC-7(MA803)”。 当時の海保航空機の中で私が一番好きだった機体です。 通称”スカイバン”と呼ばれたこの機体、その名の通り飛行機らしからぬ四角いボディーが特徴でした。 写せませんでしたが後部には軍用輸送機のようにランプドアを装備、軽車両や物資を搭載して優れたSTOL性能で救難・物資の緊急輸送に活躍しました。 静浜編でも紹介した第31飛行隊”T-4(631号機)”。この時は浜松の滑走路が工事中だった為、小松基地に間借りしていました。 視認性を高める為に”ディグロウオレンジ塗装”の割合が増していたのですが、主翼前面の塗装が元に戻っていました。 そして主役の地元第12飛行教育団”T-3”、航空祭用”特別塗装機”です。 ”特別塗装機”はもう1機いるのですが、展示飛行を含めた写真紹介は次回行ないます。すみません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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