2025年1月12日 習志野演習場”令和7年降下訓練始め(NYJIP2025)”その2
今回は”訓練展示”に参加したヘリ・戦闘車両の写真紹介です。空挺本隊降下に先立ち、東部方面ヘリ隊の”UH-1J(41902)”が事前潜入する”狙撃手”をスキッドに立たせた状態で飛来。上の写真の少し前の旋回中の様子を見るとその怖さが伝わるかと…どうやって身体を固定しているのでしょうか?本隊降下後にこのヘリは右側のドアガン(12.7㎜重機関銃)で火力支援を行います。更に第四対戦車ヘリ隊の”AH-1S”2機(73479,73463)が火力支援に加わり、敵部隊の前進を阻みます。輸送機からの降下に加え、第一ヘリ団第103飛行隊輸送ヘリ”CH-47JA(52967)”も空挺隊員を乗せて飛来。先に紹介した”UH-1J”、”AH-1S”の援護の下、隊員達はロープによる”リペリング降下”で地上に展開。実は”リペリング降下”に使用された機体は”52976(第106飛行隊)”と”52987(第103飛行隊)”の2機で、旋回シーンが似た感じで写りが良い”52967”の方を使ってしまいました…空挺特科大隊の120㎜迫撃砲RTと高機動車(牽引用)を吊下した第106飛行隊”CH47JA(52924、52992)”。3枚目の”52967”はこの時先行して迫撃砲着地点確保の為に特科隊員を”リペリング降下”させていました。前回最後に紹介した各国軍の来援に使用されたのが”52924(1番機)、”52992(2番機)”、”52987(3番機)”、”52976(4番機)”、”52979(5番機)”の5機。これまで撮った事が無い5機”単縦陣”で進入してきました。1~5番機と書きましたが右機長席側面窓にプレートが貼られています。因みに”52979”は第106飛行隊所属で、この編隊に加わってない”52967”は6番機です。訓練終盤に海自支援の下、揚陸したという設定(この訓練のシナリオは離島防衛です)で”16式機動戦闘車(26-6571、26-6252)”と…”90式戦車(95-2304、95-2707)”が登場!各国軍の来援も加わり、一気に攻勢を強めた空挺団が勝利して訓練は終了しました。”90式戦車”は富士訓練センター(FTC)評価支援隊戦車中隊所属。ここ数年”10式戦車”の参加が多かったので、久し振りに撮る事が出来ました。”16式機動戦闘車”は部隊マークや表記が無かったのですが、検索した限りでは第一師団第一偵察戦闘大隊の所属らしいです。訓練終了後は防衛大臣の訓示等の式典が有るのですがそれは省略。コロナ過以降は演習場内での装備品展示も行われなくなったのでイベントもここで終了(今年はタイミングが合いませんでしたが閉門時間まで粘って整備場に戻って来る戦闘車両や要人輸送用ヘリの離着陸を撮る事は可能)です。