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2004.02.21
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カテゴリ:映画・邦画
今日は話題の邦画『半落ち』を観てきた。
■映画の紹介■
寺尾聡主演のこの映画は同名小説の映画化された作品だ。主人公は警部である寺尾聡だが、現職である警察幹部が犯した妻殺しに警察内部は色めきたった。それも寺尾は敏腕刑事として知られる人物であり、後輩からも尊敬されていた人物だ。

■映画の話(ネタバレなし)■
寺尾聡演じる梶は若くしてアルツハイマー病に冒された妻を殺した。その犯行の3日後に自首して来た梶には決して明かそうとしない『空白の2日間』がある。
大物の警察幹部の犯した犯罪に警察は色めきたった。警察はこの犯罪を公表したが空白の2日間を巡って大論争が繰り広げられていた。この空白の2日間を解き明かすのがこの映画の主題であって、裁判の中身や結果が主題では無い。
そもそも殺された妻が若くしてアルツハイマーに冒されたのは、自分達の一人息子を白血病で13歳で亡くしたのがきっかけだった。空白の2日間も結局はこの病気で亡くした事が大きく絡んでくるのであった。しかし、これをここで解説してしまってはネタバレになってしまうので書かない。
今回の映画では警察、検察官、弁護士、裁判官、新聞記者、家族らの立場や抱えているものが全てストーリーに絡んでくる。銀幕を観ながらこれらを整理しながら追っていかないと最後のシーンが理解出来なくなってしまう。何とか身内の警察の不祥事を都合良く終結させようとする仲間達、それらを暴こうとする記者、早く審理を終わらせたい裁判官。これらのせめぎ合いも映画の魅力なので味わってもらいたい。

映画では主人公はあくまでも寺尾聡だが、この主人公には特に中盤過ぎ位までは余り科白が無いのだ。だが銀幕を通して彼の表情や仕草で何を考えているのかが伝わってくる。これには寺尾聡の演技力が大きくものを言っていると思う。最後の法廷でのシーンでも寺尾演じる梶は多くを語らない。だが捜査の過程で彼の空白の2日間が全て解明されていく。ここのシーンはもう少し丁寧に描いても良かったと思うのだが、ここの辺りが最も大事で涙を誘うのだ。
結論は省略するが(ネタバレになるから)、最後には美しい映像が用意されていて涙を誘うし森山直太朗の主題歌も美しい。

■感想■
1.映画の中盤あたりから、映画館内で観ている人達の中からすすり泣く声が聞えて来た。自分の隣で観ていた夫婦連れの奥さんも半分以上泣いていた。自分も最後は泣くのをこらえるのが精一杯だったのは事実だ。
2.映画の中で、やたらに刑事や警察官がタバコを吸うシーンが目に付いた。欧米では映画の中でもタバコのシーンを規制していると聞くし、実際洋画を観ていてもその様なシーンを見かけるケースは少ない。度々どころか頻繁に喫煙シーンが出てくるのはいただけない。個人的にタバコが嫌いなのもあるけど、何もタバコを吸わなくてもシーンとしては成り立つ筈なのだが?。
3.映像的には全体的にロケ・シーンが少なくて、暗い映像が多いのはしょうがない。しかし最後にエンドロールの直前の回想シーンの、黄葉の映像はとても美しかった。
4.何事も無難に済ませようとする連中と、それらを許さない連中とのせめぎあいも隠れたテーマである。





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Last updated  2004.08.22 14:40:25
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