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2005.11.05
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カテゴリ:アメリカ映画
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原題:Wiiliam Shakespeare's The Merchant Of Venice (アメリカ・イギリス・イタリア・ルクセンブルク)公式HP
上映時間:130分
監督:マイケル・ラドフォード
出演:アル・パチーノ(シャイロック)、ジェレミー・アイアンズ(アントーニオ)、ジョセフ・ファインズ(バッサーニオ)、リン・コリンズ(ポーシャ)、ズレイカ・ロビンソン(ジェシカ)、クリス・マーシャル(グラシアーノ)、チャーリー・コックス(ロレンゾー)、へザー・ゴールデンハーシュ(ネリッサ)

【この映画について】
今更何の説明も必要の無いこの作品を知らない映画ファンはいないのではないだろうか?
普通に学校に言っていれば作品の中身を聞けば、「あ~聞いたことアルアル」と思うだろう。このシェークスピアの世界的名作が今まで、まともにハリウッドで制作されたことがなかったのが不思議なくらいだ。戦前に小規模の作品として作られたことはあるそうだが、今回はシャイロックをアル・パチーノが演じると聞いて観たくなったファンも多いことだろう。
シェークスピア作品といえば、かつてのサー・ローレンス・オリビエやジョン・ギールグッド等の英国の俳優が演じるのが常だった。それだけにイタリア系アメリカ人のパチーノが、イタリアのヴェニスを舞台にしたユダヤ人のシャイロックを演じるのには興味が尽きない。
残念ながら都内では新宿と立川の二箇所でしか上映がないので、無理してでも早い時期に観にいかないと損する?
【ストーリー(ネタバレなし)】
舞台は1596年の中世のヴェニス。そこではユダヤ人はゲットーと呼ばれる居住地での居住をキリスト教徒から余儀なくされている時代だった。更に、外出は日中に限られ赤い帽子を目印に着用することを義務付けられている。そんな不自由な生活の中で、金貸し業を生業とするユダヤ人のシャイロックは金を貸して利子を取るという行為がキリスト教の教えに反すると非難される。
そんな中で或る日、宿敵のアントーニオが年下の友人であるバッサーニオが、ヴェニスの沖の小島にあるベルモントに住む独身の美女ポーシャに求婚するために金を用立てて欲しいと懇願される。バッサーニオは放蕩生活の果てに貴族の身でありながら破産していた。
アントーニオも現金の持ち合わせが無い上に、全財産を世界へ向けての積荷の船上に有る為、宿敵であるシャイロックを頼ってきた。
シャイロックはバッサーニオの保証人として、3000ダカットの大金を無利子で貸す。だがこれには、返済期間は三ヶ月とし期限を守れない場合は「アントーニオの肉1ポンド」を担保にとることを証書として登記した。常軌を逸した申し出だが、アントーニオの船の積荷が無事に戻れば難なく返済できる金額でもあった。
バッサーニオはベルモントへ出発し、多くの求婚者に勝ち遂にポーシャとの結婚を承諾された。更に、ポーシャの侍女のネリッサまでもが、何時の間にかバッサーニオの仲間のグラシアーノと恋仲になり結婚することになる。ベルモントはこうして二重の喜びに包まれる。
その一方で、シャイロックの娘ジェシカがバッサーニオの友人ロレンゾと密かに駆け落ちし、シャイロックは途方に暮れる。何とジェシカはその際に、父の財産と宝石類を持ち出していたのでシャイロックは一気に窮乏を訴える羽目になる。
めでたい話が続いていたかと思われたが、そこに暗いニュースが飛び込む。アントーニオの船が全て難破し座礁し荷物も海に消えたのだった。それは約束の借金を返済できないことを意味し、アントーニオの肉を差し出さなければならない。ポーシャとバッサーニオは直ちに結婚式を挙げて、直ちにポーシャの財産の中から借金の2倍の金を用意してヴェニスの裁判所へと向った。
裁判所では、証書を盾に強気一辺倒のシャイロックはあくまでも「アントーニオの肉1ポンド」を要求する。裁判所に出席した公爵からも慈悲を求める声が再三上がるが無視を決め込む。
ここから先は核心であるが、有名な作品だけに筋を知っている人も多いことだろう。それでもネタバレは慎みたいので、ポイントを整理したい。今後映画館で鑑賞する際に参考にしてもらいたい。
シャイロックが何故慈悲を断り証書の執行に固執するのか?打つ手が無いキリスト教徒たちはどんな知恵をしぼるのか?どんでん返しは起こるのか?アントーニオの命は?駆け落ちした娘との再会は果たせるか?
是非、公開期間中に映画館で鑑賞して下さい。
【鑑賞後の感想】
余りにも有名なシェークスピア作品なので、筋を追うよりは俳優達の演技や映像に注目して観た。
タイトルの「ヴェニスの商人」はアントーニオのことだが、作品上の主役は「シャイロック」を演じたアル・パチーノである。彼のシャイロックになりきった演技は、他の俳優達を寄せ付けなかった。それ程彼の演技は素晴らしかったので、年明けの賞レースが楽しみだ。
それとは別にこの映画には、当時のキリスト教徒とユダヤ人の人種間差別や若者達の恋物語も重要なストーリーを構成する要素となっている。
そして何と言っても、最後の裁判所でのどこか愉快な大岡裁き?もハラハラさせられて楽しい。
映像としてはほぼ全編を実際にヴェニスでロケを敢行し、一部をルクセンブルクでロケした模様だ。現代のヴェニスの映像を見ていても、全く中世と見間違うかのような雰囲気を醸し出していた。
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自己PRコーナー<私の写真館より>
紅葉には少し早いけど、深まり行く秋の景色をご覧下さい。
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都内名所シリーズ1~都内の観光スポットを紹介します。
浅草





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Last updated  2007.01.03 16:39:25
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