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カテゴリ:アメリカ映画
86.スターダスト
■原題:Stardust ■製作年・国:2007年、アメリカ ■上映時間:128分 ■日本語字幕:古田由紀子 ■鑑賞日:11月04日、渋東シネタワー(渋谷) ■公式HP:ここをクリックしてください □監督・製作・脚色:マシュー・ヴォーン □脚色:ジェーン・ゴールドマン □原作・製作:ニール・ゲイマン □製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、マイケル・ドライヤー □製作総指揮:デヴィッド・ウォマーク、クリス・サイキエル、ピーター・モートン、スティーヴン・マークス □撮影監督:ロバート・リチャードソン □プロダクション・デザイナー:ギャヴィン・ボケット □衣装:サミー・シェルドン □編集:ジョン・ハリス □音楽:アイラン・エシュケリ ◆クレア・デインズ(イヴェイン)流れ星が地球に墜落して女性となる ◆チャーリー・コックス(トリスタン)母の存在を知らずに成長するが、その出自が彼の人生を大きく左右することに ◆シエナ・ミラー(ヴィクトリア)村の一番の美女でトリスタンの憧れの女性 ◆ヘンリー・カヴィル(ハンフリー)ヴィクトリアの彼氏 ◆ピーター・オトゥール(ストームホールド王)息を引き取る間際に後継者の条件を王子らに授ける ◆ミシェル・ファイファー(ラミア)ストームホールドの魔女三姉妹の長女 ◆ロバート・デ・ニーロ(キャプテン・シェークスピア)残忍なことで恐れられている飛空艇を操る空飛ぶ海賊 【この映画について】 豪華俳優陣が、ユニークなキャラクターを演じるファンタジー超大作。主役のトリスタンを演じるのは、売り出し中の俳優チャーリー・コックス。頼りない田舎の青年が、壮大な冒険を通してセクシーでカッコいい男になる変身ぶりは楽しみのひとつ。 地に落ちた流れ星という特異な役を演じたのはクレア・デインズ、何としても若さを取り戻したい邪悪な魔女に特殊メイクアップで挑んだミシェル・ファイファー。そして茶目っ気たっぷりの空飛ぶ海賊に扮した名優ロバート・デ・ニーロと、死を迎えたストームホールド王を演じているのは「ヴィーナス」が公開中のピーター・オトゥール。共演陣もファンタジー世界の住人を楽しそうにイキイキと演じている。 【ストーリー】(ネタばれなし) ウォール村に住むダンスタンの息子、トリスタンは村一番の美女ヴィクトリアに恋をした。 だが彼女にはハンフリーという恋人がいる。ある夜、なんとかヴィクトリアを外に誘い出すものの、彼女は心を許してくれない。その時、流れ星が現れ、それを見たトリスタンは、落ちた星を愛の証としてプレゼントすると約束する…。 かくして落ちた場所に到着したトリスタンだが、そこには一人の美しい女性が。何と流れ星は、美女に姿を変えたていたのだった! 同じ頃、魔女の3姉妹も流れ星を見て大喜び。永遠の若さをもたらす流れ星を400年間も待ち続けていたのだ。魔法のお告げが示す場所へと急ぐ魔女。魔女達は何世紀も前に手にした「流れ星の心臓」を使って老いた醜い姿から若く妖艶な美女へと変身するのだった。 流れ星が落ちてきたのには理由があった。ストームホールド王が息を引き取る瞬間、後継者の証であるルビーのネックレスが夜空へ舞い上がり、遥かな空間できらめく星を弾き飛ばしたのだ。それは、王位継承を狙う3人の王子による、ルビー争奪戦の幕開けを意味していた…。 トリスタンは父から18年前の出来事と出生の秘密を聞かされた。母からの手紙、待つ雪草の花とバビロンのろうそくを渡される。そして手紙には「ろうそくを使えば瞬時に旅が出来る。火をつけて私を想って。」とあった。 火をつけた瞬間、トリスタンは巨大なクレーターに放り出され、傍らには横たわったイヴェインと名乗る女性がいた。イヴェインは流れ星?彼女の近くには光り輝くルビーが。 流れ星のイヴェインは昼は動けず、夜になってトリスタンの村をめがけて動いたが木陰でうたた寝した瞬間にユニコーンに連れられて彼女は逃げてしまった。 しかし、イヴェインを狙うラミアが魔法で宿を作って待ち伏せをし、ストームホールド王の亡き王子までもが胸元のルビーを狙っていた。 さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。 1.ラミアは何故イヴェインを狙うのかその真意は?そしてトリスタンにもラミアは襲って来るのだが何故? 2.トリスタンが魔女の策略に引っかかって姿を変えさせられたが何故か? 3.はぐれてしまったトリスタンとイヴェイン。ウォール村にヴィクトリアの誕生プレゼントとしてある贈りものを持っていくがそれは? 4.トリスタンがウォール村へ向っていると知ったイヴェインだが、彼女は村へ行くとあることが起きるがそれは? 5.ラミアにつかまってしまったイヴェイン。果たして絶体絶命の彼女をトリスタンは守れるのか? 6.ストームホールド家の最後の王位継承者と見られていたセプティマスがラミラに殺されて後継者はどうなる? などを中心に映画館でご覧下さい。 【鑑賞後の感想】 ベストセラーのファンタジー小説を映画化した作品で、この手の映画には珍しくロバート・デ・ニーロやピーター・オトゥールと行った演技派のビッグネームが出演している。そればかりかミシェル・ファイファーやクレア・デインズと言ったこちらも売れっ子の女優が出演しているだけあって、ストーリーの展開も最後まで一度も眠気に襲われることなく観る事が出来た。 本来は子供向けの作品だろうが、王国の後継者争いでの醜い確執や美女の心臓を狙う魔女や魔女の誘惑に負けて姿を変えられる場面などはそこには作者からの隠れた教訓やメッセージが子供達に託されているのは明白だ。 男女の愛情、欲望、権力の継承などは何時の時代になっても無くなる事はない人間の醜さが見え隠れしている。この映画を観た子供はそこから何かを感じ取り、その時、将来どういう人間になるべきかを考えるきっかけになるだろうか? 最後に、ミシェル・ファイファーの魔女メイクと醜悪な老女の姿と若い姿が一瞬に入れ替わるシーンは楽しかった。 【自己採点】(100点満点) 83点。ファンタジー映画だがストーリーもしっかりとしていた。 ←映画「スターダスト」のブログ満載! ←西武ライオンズのことならここ ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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