2008/03/20(木)09:05
西武、上原から2本塁打で勝利!
プロ野球観戦記NO.2~オープン戦編
○西武 4-1 読売●
▼西武-読売 2回戦 (13:01、12,132人)
読売0100000001西武
01000021X4
【投手】
(読)上原、福田-村田、実松
(西)石井一、山岸、小野寺、三井、岡本真、グラマン-細川、野田
【本塁打】
坂本1号(読)、ブラゼル4号(西)、G.G.佐藤3号(西)
【西武ドームがリニューアルされた!】
9日の新装神宮での試合観戦に続いて、今日はこちらもボストンからの「松坂資金」の一部を投入してリニューアルされた西武ドームでの観戦となりました。
今回の改装のポイントは「バックスクリーンの大型化」「グラウンドの人工芝の張替え」「ブルペンの改装」「トイレ改装」などです。第2弾では内野席にもトイレを設置する予定になっているとのことですが、これは是非実現してほしいです。お年寄りや体の不自由な人にはあの階段を上り下りするのは苦痛でしょうからね。
西武ドーム(何度か球場名の変更などの変遷はありましたが)は開場当時は広くて美しい球場との評判でした。途中でドーム化されても球場内部の形態はその美しさを保ったままでした。
しかし球場内施設の改装の遅れや、人工芝の張替えが多球場より明らかに遅れるなど問題点も多かったのは事実です。
今日の観戦での印象は、まず、バックスクリーンの大型化ですが先週の神宮球場でもそうでしたが見易くなったとの印象です。横長のスクリーンに文字や映像が表示され迫力のある映像は中々。但し、この日は音楽を流す際に何故かヴォリュームが極端に小さくなっていたので開幕までに微調整が必要です。
人工芝の張替えですが、これは緑が鮮やかで神宮同様にふかふかしたような印象を受けるし、打球の勢いが殺される?とすれば野球の質も変わるかもね。打球の勢いが殺されてナカジの守備率が向上すればいいのですが...。
グラウンド内の変化のもう一つはブルペンが大きくなったこと。上の写真では分かり辛いですが、ブルペンが外野ファウルゾーンに従来よりせり出しました。更に手前に控え投手の溜まり場も設けられました。
グラウンド内の変化はトイレが綺麗になったことです。内野席のトイレ新設は第2次工事でするそうです。
【新戦力チェック】
この日の試合では横浜から移籍の種田が2塁でスタメン出場した。種田はパ・リーグは初めて(中日-横浜)だが貴重な控え戦力だ。打撃では無安打だったが堅実な守備は片岡やナカジへのいい見本となるだろう。右と左の違いはあるけど浩之の出番はどうなる?
種田と言えばあの「がに股打法」で有名で、横浜応援団は打席に入るとあの構えを真似して声援を送っていた。この日はまだ西武ファンにも戸惑いがあるのか、ノーマルな声援だけでしたがシーズン中はどうなるかな?
【試合経過】
【2回表】読売
初回は谷の安打の後のゴンザレスが併殺に倒れたが、この回は2死無走者から売り出し中の2年目坂本が2-3から石井一の投じたストライクを取りに来た135キロの直球(実際はカットボールらしい)をレフトスタンドへ運ぶ。何と、読売はオープン戦チーム初本塁打とのこと。
【2回裏】西武
先頭の4番ブラゼルが上原の甘い真ん中のフォークをバックスクリーン前に叩き込むソロ本塁打で、あっという間に同点に追い着く。ブラゼルの打球は球場で見ていると、途中で失速せず加速して行った。
【4回表】読売
ゴンザレス、ラミレスの連打と矢野の犠打で1死2,3塁の好機も坂本と小田嶋が連続三振で0点。
【7回裏】西武
1死から代打江藤のヒットと続くG.G.佐藤が狙いすましたかのようにレフトスタンドの読売応援団を黙らせる2ラン本塁打を放つ。G.G.佐藤は前の2打席でも明らかな一発狙いだったが、この打席ではストレート(実はシュートの投げ損ない)にタイミングがピッタリ合った。
【8回裏】西武
読売は上原から福田へ交代。代打佐藤友の安打をきっかけに2死2塁から、栗山の詰まった打球がレフト前に落ちて1点追加。
【9回表】読売
元気なく三者凡退で試合終了。読売打線はスタメンから李(台湾出張中から間もなく合流)、リハビリ・故障組の阿部、小笠原、ニ岡らが抜けており若手主体の打線は全く迫力が無かった。北京五輪中の8月の戦いに不安が残る内容だった。
試合の詳細はこちらで
次の観戦予定は20日の地元でのオリックスとの開幕試合です。このカードは3試合すべ観戦します。
【西武の4番はブラゼル】
カブレラと和田が抜けた西武打線の今年の課題は誰を4番に据えるのかという点だった。キャンプ前の候補は中島、G.G.佐藤らが有力で新外国人のブラゼルがどこまで安定感を見せるかだった。
先週観た神宮、今日の西武と私が観た2試合で本塁打を放ったブラゼルが4番確定と言って間違いないだろう。公式戦が始まって変則の左腕投手などにタイミングを狂わせられないか心配だが、現状ではブラゼルで決定。
これでクリーンアップは「3番中島(右)、4番ブラゼル(左)、5番G.G.佐藤(右)」で開幕を迎えるだろう。中村は本塁打は出ているが打率.125で8打数1安打のペースでは主軸はキツイ。
本塁打は中島20~25本、ブラゼル35本以上、G.G.佐藤25~30本塁打を個人的には期待したい。
【エース上原万全の調整も一抹の不安?】
読売のエース上原は何時ものようにテンポもコントロールも良かった。特に右打者への内角ストレートの制球は抜群だったが、本塁打された2本は球場では分かりづらかったけどフォークとシュートが甘かったのが原因だった。
オープン戦で試している部分もあるので東京ドームでの初戦になる4.1までには調整をしてくるでしょう。
逆に若手打者の元気の無さが目立った。坂本は最初の打席で石井一から本塁打を放ったが、後の打席では抑えられた。矢野、亀井の生抜き組と実松、小田嶋の移籍組みは当落線上の選手で開幕を1軍で迎えられるか微妙な線だ。
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