テーマ:車に関するお話(10491)
カテゴリ:インテグラ的な日々
突然ですが、
これが中古で入手した、ステップワゴンRF1後期のオルタネータです。 これを分解清掃することします。 まずはプーリーを取り外しましょう。 22mm角のナットで締まっているのですが、シャフトの10mm角を押さえて緩めるので22mmのめがねレンチが必要です。 ここで、それを持っていないことに気が付いたので、げんこつの22mmにディープの10mmソケットで挑戦してみました。 パキッといって動いたので、弛んだかと思ったらどうも手ごたえがおかしい。 工具を外してみて、ギョェ~ コーケンのソケットがぱっくり割れているではありませんか! ついでに、シャフトの10mm6角もなめかかっています。 これはまずい!とすぐ適切な工具を調達に走りました。 この3つを手に入れました。 左が、22mm(と24mm)のメガネ、右上が10mmのインパクトレンチ用ソケット。 この二つは、人力ではずすための道具です。 右下は、22mmのインパクトソケット。 これも用意しました。 まず、人力ではずそうとしましたが、まったく動かない。 シャフトがなめそうなので、充電途中の電動インパクトレンチでトライしました。 ギュインと一発で弛みました。 インパクトレンチの偉大さを感じた瞬間です。 さて、ここからは落ち着いて背面の部品を確認しながら外していきます。 まず、ハーネス類をどかしましょう。 次に、B端子のナットと、カバーを取り付けているナットをはずして、カバーをめくります。 真ん中にブラシが見えてきました。 下にある冷却フィンがレギュレータです。 次はこれらを外していきます。 ほとんど全てが十字ねじなので、固着していますからなめない様に気を使います。 それらが外れるとこんな景色です。 ブラシはまだ残量がありましたが、コミュテーターは若干段差ができています。 ケースのナットをはずして、プーリー側から軽くプラハンなどでシャフトを叩くと、2分割できます。 次は、そのローターと背面ケースを分離しましょう。 ここで、事前に調達してあったプーラーの出番です。 きちんとつめを引っ掛けて、シャフトを送り出していけば分離してくれます。 これで、ケース2個とローターの分離が完了です。 ステーターもケースからはずしたかったのですが、コイルを壊しそうだったのであきらめました。 次はベアリングを抜きます。 プーリー側は、ベアリング押さえのプレートをはずしてから、適当なソケットレンチなどを当てて、プーラーで押し出すようにすれば問題なく抜けます。 ブラシ側は、また秘密兵器の登場です。 パイロットベアリングプーラーを使えば、苦労することなく外す事ができます。 このベアリングの奥には、カラーとウェーブワッシャが入っていました。 本来は圧入ではないという事ですね。実際は完全に錆で固着していました。 尚、このウェーブワッシャはパーツリストに記入がなく単品購入ができないようです。 これでほぼ全バラができたので、組み立てへ向けて洗浄しておきます。 交換する部品は、ブラシと2個のベアリング、少し曲げてしまったベアリングのカラーだけでよさそうです。 少し残念なのは、プーリー側シャフトの10mm6角をなめそうにしてしまったこと。 コミュテーター側シャフトを叩いたら、端面の樹脂が少し欠けてしまったこと。 コミュテーターがペーパーでは十分に綺麗に修正できないことです。 今日はここまで。 しばらく続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月16日 11時52分11秒
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