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カテゴリ:観光
こんばんは。D(でぇ)です。
10月12日(火)の夕方から、身延山久遠寺で「万燈行列」が盛大に行われました。 この行事は、1282年に日蓮聖人が入滅されたとき、季節はずれの桜が一斉に咲き揃い、信者や弟子たちがその下で聖人を偲んだという故事に由来しています。 今回は、町内をはじめ全国(遠くは四国)から45団体1,800人が参加しました。 夕方4時過ぎ、総門を出発する前の祈祷式です。 打上花火の合図とともに、最初の万燈講が出発。 列をなして、続々と総門から参道をのぼって行きます。 満開の桜に見立てた万燈を先導するのは、纏(まとい)、そして笛・太鼓・鐘によるお囃子です。 リズムにのった迫力のある音とかけ声が、身延山に響き渡りました。 万燈は巨大で重いため、ほとんどの講では山車や軽トラ等に乗せて曳いていますが、中には人の手で運ぶところもあります。 頭や肩に乗せてバランスをとる見事な大技を披露して、沿道を大いにわかせていました。 纏を振るのは大人だけではありません。 まだ若い子どもたち、ちびっこたちもミニサイズの纏をたくみに操っていました。 将来が楽しみです。 参道を長い時間をかけて練り歩いた万燈講は、三門に到着。 ここをくぐり287段の石段「菩提悌」をあがると、久遠寺の境内です。 本堂の前に、万燈講がズラリと並び、いよいよ奉納です。 奉納式は3回にわけて行われました。(下の写真は第2回目の様子で、18講が参加) 身延山第92世法主である内野日総猊下からお言葉をいただいた後、全ての纏が一斉に勇ましく振られ、万燈の奉納が行われました。 夜10時15分過ぎ、3回目(最後)の奉納式が終了。 境内から下ろうとすると小雨がポツポツ舞ってきたので、急いでカメラをバッグにしまいました。この6時間、お天気に恵まれたことに感謝です。 万燈講で参加された全国の皆さん、長時間お疲れ様でした。 また来年、身延山でお目にかかりたいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.14 08:22:42
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