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カテゴリ:ローカルニュース
まち楽ブログ「身延Life」の編集長ユウです。今日は、甲斐黄金村・湯之奥金山博物館の記事を紹介します。 津具金山の遺跡見学会が、予定通り過ごしやすい晴天のもと無事開催、臨地研修を終えるとが出来ました。出発6時という早朝で、この季節の6時というと集合はそれより前、5時台ではあたりは真っ暗でしたが、ありがたいことに一人の遅刻者もなく定刻通り出発出来ました。今回はバス移動の遺跡見学会でしたが、目的地は愛知県津具。博物館から最初の目的地まで4時間ほどかかる道のりです。かなりの移動距離となるうえに、観光地とは違う山の中ですから、余計時間がかかります。 出発から4時間後の午前10時過ぎ。最初の見学地である鳳来寺自然科学博物館に到着。出発したばかりの眠いときは少し静かめに過ごした車中も9時半くらいになってから、津具金山の概要について車中説明しながら少しづつ覚醒。鳳来寺に着いた頃にはちゃんと眠気もとれています。館内ですスタッフの女性に招かれ見学へ。ここでは、鳳来寺の自然を紹介するとともに、津具金山の開発を語るに当たって欠かせない人物である藤城豊氏の資料や寄贈鉱石なども展示してあり、現地を見学する前の予備知識を皆さんに吸収していただきました。およそ40分程の短い見学時間ではありましたが、自然と歴史を堪能しながら館を後にしました。 鳳来寺科学博物館にほど近い食堂で早めの昼食をとり、次の目的地の津具金山遺跡の現場へ。 ここでは設楽町の文化財にお詳しい方々が5名、我々一行をご歓待くださいました。そして津具金山遺構のひとつ、信玄坑を歴史概略の説明を受けながら、ここはおよそ50分ほどの見学時間でしたが、金山だけでなく津具周辺の草木などについても合わせてご説明くださいました。500年近く前の歴史現場ですから、なかなか簡単に入ることができるような場所はありません。その「信玄坑」は普段は役場が管理している鍵付きの柵ついているのですが、見学会開催に際してご担当の方が開けてくださり、柵がない状態で坑道を見学しました。丁寧にお話いただいた後、早くもこの日最後の見学地である三信鉱工株式会社へ。 こちらでは同社社長でもある三崎純市さんより丁寧なご対応をいただきました。まずは社屋2階でP.P資料による「マイカ」や同社が採掘しているセリサイトについて、映像を交えてわかりやすく解説していただきました。その後、稼業している坑道を見学させていただきました。しかし、坑道内は20人が一度に入るには非常に狭いため、2班に分かれて見学です。長靴ヘルメットを着用し、三崎社長のご案内で、300m以上続く坑道の切り羽まで進み、そこは安山岩と凝灰岩の境目にもなっていて非常に珍しいものを見ることも出来ました。見学を終えて再び会社の方へ戻りましたが、全員におみやげとお茶までご用意くださり、お忙しい中、おもてなしいただき、全員大満足の見学となりました。 三信鉱工を後にバスは一路博物館へ。しかし出かけるとお土産を買いたいというのは世の常。途中の牧ノ原SAに休憩がてら立ち寄り、皆たくさんのお菓子を買っていました。ただ、愛知ではなく静岡の商品が多かったのですが致し方ないところ。しかし、皆充実した見学会だったと口々に言ってくださいましたので、大変うれしいことでした。見学先の迎えくださった皆様、そしてご参加いただいた皆様、安全に運行してくださったバス会社の方々と、多くの方のご協力をいただきまして、無事に終えることが出来た見学会。次回は来月の20日、地元に戻って中山金山遺跡見学会です。こちらも現在参加者募集中。金山遺跡へ登ってみたい方はこの機会に是非ご参加ください。 こちらの記事は、博物館日記から転載しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.25 08:25:32
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