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カテゴリ:ローカルニュース
まち楽ブログ「身延Life」の編集長ユウです。
今日は、和紙の里の記事を紹介します。



こんばんは、みすきです四つ葉

本日は、ただいま開催中の展覧会「文化功労者・日本芸術院会員 大樋長左衛門作陶展(初期~現代)」の、展示作品のご紹介をさせていただきたいと思います花

今回展示されている、茶碗や水指といった茶陶、ブロンズや陶芸による立体作品や陶額、また墨彩画のご作品など、51点の多彩なご作品の中から、3点をご紹介させていただきますきらきら

美術館.jpg

大樋釉印華文飾壺「鳥」 (おおひゆういんかもんかざりつぼ とり) 1967(昭和42)年制作
(チラシ裏面 左上)
大樋焼の大きな特徴である飴釉が掛けられています。飴釉は、飴釉は京都の楽家より伝えられたもので、光沢のある飴色に焼きあがる、独特の釉薬です。
飴釉はお茶碗において、お抹茶の緑との調和が最も取れていて、その配色が美しいことなどから、長い間、茶の湯で珍重されてきました。
本作は、作者なりに「鳥」を抽象的に造形しており、お腹の大きい鳥で、目もあり、羽のようなものも付けられていて、きわめて現代的な作風です。
伝統的な飴釉と現代陶芸とが融合しています。こうした伝統技法と現代的創意の融合は、大樋先生の芸術世界の魅力の一つです。


天目釉「花容」 (てんもくゆう かよう)  1972(昭和47)年制作
(チラシ裏面 右下)
形は「花の姿態」で、上から見ると花の形となるように造形されていて、作者なりに上から見て最も美しい花の形、最も綺麗で動きのある形を目指して表現された、抽象的な作品です。
柿釉と黒釉の二色を効果的に施釉されています。形と釉薬が陶芸の作品として面白く、作者の大樋先生の好きな作品のひとつだそうです。


花三島壺「峙つ」 (はなみしまつぼ そばたつ) 1984(昭和59)年制作
(チラシ裏面 中央)
昭和60年に日本芸術院賞を受賞した際の受賞作「花三島『峙つ』」の姉妹作です。
「そばたつ」という字は山扁に寺と書きますので、本作は山寺を、さらには崇高さを意味しています。また、そびえ立つ姿は世界の宗教のシンボルをも表しています。鋭い形と屹立した様子が美しい、異形の花器となっています。
タイトルにある「花三島」という技法は、これまで茶陶にしか用いられていなかった技法です。素地が柔らかいうちに、文様を彫った印を押して花模様を付けてゆき、白い粘土を埋めて象嵌をしています。


ほかにも多くのご作品を展示しておりますので、ぜひ、当館で、本物のご作品をご覧ください
ご来館をお待ちしております手書きハート


こちらの記事は、和紙ブログから転載しました。





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最終更新日  2011.01.11 19:00:22


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