|
テーマ:まち楽ブログ(32357)
カテゴリ:★特派員(身延町専属ライター)さんの日記
おはようございます。特派員(身延専属ライター)emmaです
毎週金曜日は身延のパワースポットを紹介しています 今日は瀬戸の方外院です。 深い緑に溶け込むように佇む方外院はとっても趣のあるお寺。 甲斐国観音巡礼の第二十七番札所でもあります。 御本尊は平安末期に造られたとされる如意輪観音(県指定文化財)。 古くから「瀬戸のお観音さま」として広く信仰を集めてきました。 奥の写真が観音さまです。 「子授け観音」とも呼ばれ、子宝に恵まれない夫婦が各地からやってくるのだそう。 ただ、そのお姿が拝見できるのは年に1度、3月18日だけ。 通常は、本堂の奥にあるこの防火扉の向こうに大切に安置されています。 このお寺は「千匹絵馬の大額」(町指定文化財)も有名です 800匹以上の馬が描かれた、縦2m横20mの大きな大きな絵馬なんですよ。 何の為にこんな大きな絵馬を それには不思議な逸話があります。 安政の飢饉の時、信心深い老人が御本尊の如意輪観音に祈願したところ「馬の霊が飢えて稲を食するゆえ、各地より一人一匹の馬を奉納せよ」との霊夢がありました。これにより馬の大額を奉納し、一心に祈願したところ、豊作が続いたそうです。 確かに、奉納された方のお名前と住んでいる村名が入っていますね。 甲府の地名もあるなぁ。 描かれた馬には3つの種類があるそうで、手前中央の赤いゾーンにいる馬は名前だけでなく鞍に家紋も入っています。その次は鞍と名前のみ、後ろの方の馬は名前もなくて裸馬です。 赤いゾーンの馬たちはみんな豪華~。地主の人が多いそうです。 どの馬も表情豊かで躍動感があります。 4人がかりで描き、完成までに20年もかかったのだとか。 あ 水玉の馬、発見 バンビみたいでかわいい~ 本堂にはいつも鍵が掛かっていますが、ご住職にお願いすれば開けてくださいます。 「昔は開けっ放しだったんだけどねー、鳥や獣が入ってきちゃうんだよ」と住職。 突然ですが、私がどうしてこのお寺の絵馬を見に来たと思われますか?? 「名前がemmaってゆうんです あはは~」 「・・・・。」 住職、ちょっとニヤっと笑ってくださいましたね? 親切に案内してくださった住職の趣味は骨董だそうで、江戸時代のあんどんが所狭しと並んでいました。 こちらもぜひ、お楽しみください 方外院 身延町瀬戸135 0556(38)0040 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.06.24 08:34:37
[★特派員(身延町専属ライター)さんの日記] カテゴリの最新記事
|