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テーマ:まち楽ブログ(32357)
カテゴリ:★特派員(身延町専属ライター)さんの日記
身延町専属ライターの梅津です。皆さんこんにちは!
今日は甲斐大島駅前の直売所で働く、元気でかわいいおばちゃんたちに会いました。 「働き者のおばちゃんたちの、美味しいもののお店」(全3回) (1) 「本日のメニュー、おおしまコロッケ、手打ちうどん」 富士川のほとり、山々に囲まれた田んぼの真ん中に、三角屋根をした小さな建物があり、その脇に手書きでこう書かれています。 「大島農林産物直売所」は、身延町大島の女性たちによる野菜と惣菜のお店。 「直売所」というより、「働き者のおばちゃんたちの、美味しいもののお店」と呼ぶ方が、ぴったりかもしれません。 向かいの甲斐大島駅から通勤列車が出発するころ、お店には三角巾を巻いたかわいいおばちゃんたちが集まってきます。 「おはよう。朝からご苦労さんね。今日は暑くなりそうじゃんね」 月曜日はコロッケ、火曜日は巻き寿司、水曜日はお惣菜・・と日替わりで目玉メニューが決まっており、グループの交代制で毎日お料理を作っています。 今日は月曜日。献立は手作りコロッケと野菜の天ぷら、手打ちうどんにシュウマイ。 「コロッケ班」は千代子さん、昌江さん、八重子さん。「うどん班」は玉枝さんと百合子さん。 この組み合わせは平成17年の開店当時から変わっていません。 手前の調理場で山盛りのじゃがいもがストンと割られると、奥の調理場ではうどん粉を混ぜる作業が始まります。 蒸かし器もシュウシュウと鳴り、おばちゃんたちと一緒に元気に仕事を始めました。 八重子さんがほっそりとした手で玉ねぎとひき肉を炒める間、物静かな昌江さんは粉を溶いて、揚げ物の準備。その作業の早いこと。アツアツのじゃがいもも、みるみる皮を剥がされていきます。 「八重子さん、鍋は大丈夫?」「そうそう、こげちゃうとこだった」 コロッケのタネはまもなくおばちゃんたちの手の中でころんと小判型になり、トレイの上に行儀よく並べられました。 おばちゃんたちの手ぎわの良さは、働き者の証。 昌江さんは今朝も5時半に起きて、畑仕事を済ませてからお店に来ました。八重子さんは大島駅前「オーシマ美容室」の美容師さん。眼鏡の奥の笑顔が優しい千代子さんは、お惣菜屋さんの店長さんです。 「この店に来るのは仕事という気がしなくてね。みんなここでお料理を作ったり、おしゃべりしたりするのが生きがいなの」 ねぎ坊主とお茶の葉の天ぷらを揚げながら、千代子さんがそう話してくれました。 (2)につづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.06.27 12:41:09
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