「2st・大好き」さんよりお便りです。


再度登場の「地元大工さん」
またまた、工房（作業場）に行ってきました

「関らら」で何度か記事にしていますが…本職は大工さんです

過去には…

円空だんごhttp://plaza.rakuten.co.jp/machi21seki/diary/201302080000/
BIGサイズ椅子http://plaza.rakuten.co.jp/machi21seki/diary/201302250000/
実用サイズ椅子http://plaza.rakuten.co.jp/machi21seki/diary/201309240000/

を創作されていますが、どれも地元の活性化につながるようにとの思いから取組んでいるそうです

ところで今回は、何と『箸（はし）に円空仏を彫った』とのことでしたので、ご紹介したいと思います

まずは材料となる木は、イチイ（一位）です
これは岐阜県の県木にもなっています。
イチイは年輪が狭いため狂い（反り）が生じにくいそうです


この板を箸1本（片側）ずつに切りだす作業から始まります
（色合いや木目など、ペアーを作るのも大変）


ここからの工程は…秘密
（本当はいろいろ試行錯誤があるようで、ご紹介したいのですが…）

完成品は長さ約32センチ（横のペンは14センチ）の箸


細部の彫刻は、円空さん同じ鉈（なた）で彫るには小さすぎますので、彫刻刀１本で仕上げてあります
顔を彫る３０分間が真剣勝負、１箇所でも彫り間違えるとそれで終わってしまうため（ここまで彫るのに２０本ほど失敗があったとか…）。


それでは、お顔の詳細をご覧ください










モデルは虚空蔵菩薩像（こくうぞうぼさつぞう）、インターネットで【円空仏　高賀】と検索してみて下さい。

この箸はまだ市場に出ていないため入手できませんが、近い時期には地域活性化の一翼を担ってくれることでしょう