今回は結構飛んで、引退してからの話になりますが競技会の役職として場内係、
選手係もちょっとだけしましたがこの16年間ほどになるでしょうか、ほぼ採点管理の仕事をしています。
そして2011年の下半期より採点管理部長をしています。
前任者の先生の方が、かなり細かいところまでにしっかりされた方で自分もそれを踏襲するように、
頑張っているつもりではあります。
北海道ボールルームダンスダンス連盟の各役員の先生方は、
自分達の選手の時代経験を基にどの先生も一生懸命に活動されています。
しかしこの採点管理の仕事は中でも至って特殊な仕事と言えると思います。
まず、仕事の性質上、皆さんの目に触れない場所で仕事しているのが通常です。
最近ではやっと少し言われなくなりましたが、
競技会を観戦に来て下さるお客様に「先生、いつも競技会の時はいないんですね。」とよく言われたものです。
ここ数年では、
「競技会が順調に進行している時は、あぁ、福田がマジメに仕事をしているな。」と思って下さい、
と説明しています。
私が学生時代からプロの若手の頃は当然、今のようにパソコンとか発達していないので、
手計算で行なっていたのです。審査員が付けたチェック数を何回もキチンと数えていたと思います。
そして、決勝になるとスケーティングシステムという手法で机上で計算して順位を決定していたのでしょう。
因みに審査員になるには、採点管理試験で、このスケーティングシステムが出来ないとなれません。
結果発表も大きな模造紙に予めマジックで綺麗に書かれた背番号の一覧表があり、
一次予選で落選するとその背番号の上には大きな斜線が引かれます。
二次予選で落選すると斜線プラスもう一つの斜線が引かれます。
次の予選で落選するともうひとつさらに斜線がもう一本。
準決勝に残ると背番号に大きな丸が書かれます。そして決勝に残るとその丸が花丸になるのです。
現在では、審査員はマークシートを使いパソコンによって処理されるので、
結果が出るのが早いと思いますが、その時代は当然、結果が出るまでに時間がかかる訳ですね。
今もそうだと思いますが結果の出るまでのドキドキ感が現在より長いこと長いこと。
今では時代の流れでデータ化されて、競技部というところでエントリー作業してデータをもらい、
私の採点管理で当日に使用出来るように調整して、出場する選手情報をホームページにアップして、
当日に競技会で使用する資料を作成して、機材等のメンテナンスをして、
会場に機材を運搬してセッティングして、当日の作業をして、終了後のデータ整理をして、
結果をホームページにアップして、
新しい成績ファイルを競技部に渡すといったかなり簡単に書いてますが流れはこんな感じですね。
現在では機材も大まかにパソコン2台、道新スポーツ杯だと3台、マークシートリーダー、
レーザープリンターが3台、ジャッジ用紙、コピー用紙一箱、ジャッジボード20枚、
ハブ装置、ケーブル類、文房具とまだ他にありますが、結構な荷物になります。
昔のように手計算で行なっていたら、現在のようにセクションが多かったら1日で終わらないかもしれません。
それでも採点管理は間違いがあってはいけないので、毎回毎回に気を張らなければなりません。
自分も現役選手の時もそうだったように、選手の皆さんはプロはもちろん、
アマチュアの方もそれぞれの競技会で一生懸命にかけてのぞんでいます。
その気持ちもよくわかりますので、そういう事をしっかりと思いながら、この仕事をしているつもりです。
昔々、私が新人の頃の話ですが、全日本選手権でその場で優勝と準優勝を間違えて発表して、
後日訂正したという事例もあったのです。そうなるともう、責任問題ですよね。
基本的に普段、競技会において採点管理は総務といって、賞状を作成する部署と並んで仕事をしています。
その部屋の空間は会場によっては離れているので、競技会場とは空気が違います。
同点などが出て、同点決勝になったりとか、たまにある機械トラブルになると一気に緊迫状態になります。
道新スポーツ杯のような単科競技会だと常に、ある意味修羅場化される事もありますが、
それでも間違いが絶対あってはならないので、
そのような競技会の後は採点管理一同は疲労困憊になることもありますね。
しかし選手にとっては1種目でも上に行けたら嬉しいのかなという思いで
部員の方は一生懸命に活動していただいています。
こうやって書いていると、自分の選手時代の役員の方のありがたみが非常によ〜くわかります。
こんなことを手作業でやっていたなんて!
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