福田ダンススクールホームページ
皆さん、ダンスは楽しむものですよ。
こんな私でも実は5回程、イギリスのブラックプールに行き全英選手権に出場した事があります。
最初は勤めの時に行き、当時のスタッフさんの親切な計らいで
もう一組とスタジオで壮行会を開いていただきました。
本当に感謝でした。
当時の記憶では、新千歳空港から羽田空港に行き、そこからバスで成田空港に移動して、
そこからロンドンのヒースロー空港まで12時間の飛行、
ロンドンに一泊してブラックプールまでバスで高速道路で5時間超かかって行きました。
12時間の飛行時間は自分の感じでは3回熟睡しても余る感じと記憶しています。
しかしなんでも初めて尽くしでしたので、楽しい感じでしたね。
イギリスは日本と同じで左側通行なので、横断歩道は普通ですが今はどうなっているかわかりませんが、
当時は車社会で、どちらかというと日本と違って歩行者ではなく車優先だったような感じでした。
横断歩道は車が来たら人が急いで渡っていた印象です。
ブラックプールという町は基本的に避暑地のようで、あまり大きな町ではありません。
海岸沿いで潮の満ち引きがよくわかり、全英選手権の時期は日本より緯度が北なので、
8時半くらいまで明るいのです。
その町の中心にあるウインターガーデンというところで開催されます。
建物は相当に年数が経っていて、由緒正しきな良い雰囲気の会場であります。
行った事のある方でしたらわかると思いますが、ドレスとかシューズとかCDとか出店の数がとても多いのです。
私が行った時は日本のドレスメーカーさんが、日本食の店を出していてとても人気でしたが、
今現在はどうなのでしょうか。
イギリスは日本ほど、食文化は強くないイメージでしたので、
平均して皆さん、食べ物に工夫されていたような感じです。
街中にある中華の店がとても美味しかったくらいですからね。
今現在は部門数が多くなったようで、開催日が1日2日と長くなったようですが、
私達が行っている時は基本的に5月の最終金曜日から6月の第1金曜日まで開催されます。
曜日によってセクションが決まっていますので、その時はもうスタンダードだけでしたので、
ライジングの月曜日と本戦の最終金曜日の2日、出場していました。
その他の日はラテン選手の応援を兼ねての観戦です。
一週間の立ち見券を購入して、観戦です。チームマッチとか人気のコーナーは凄く人で混むので、
立ち見でも自分のエリアを確保するのが結構大変になるのです。
外国人は(この時は自分が外国人なんですね。)、日本人と違って気が小さくないので、
地味に自分の確保したエリアに少しずつ入ってくるので、
確保が大変で5年目くらいには上手くなりました。(ダンスがもっと上手くなれよ、という話ですが。)
競技もさることながら、結構に印象に残っているのは主に午前中に行われている、競技会場でも練習時間です。
アマチュアもプロもシニアも分け隔て無く、ラテンとスタンダードという括りだけなので、
物凄いカップル数が密集して練習しているのです。
しかも物凄いスピードでみんな踊っている状態なので、最初中に入っていくことすら大変だったのです。
段々と慣れていくとは言え、ハンパないスピードなのです。
ロシア人は背が高いので彼らの肘の高さが、自分達の顔の高さなのでぶつかると、もう大変な事になります。
環境ってすごいもので、帰ってきて直ぐにクラス戦の競技会に出場したのですが、
クイックステップで他の選手が歩いて見えたので、あ!、これはオレは今日は優勝だなぁと思い、
本当に優勝した事もありましたね。
その物凄い練習時間では、たまに世界チャンピオンクラスのカップルが練習するのですが、
オーラが物凄くて、誰も近寄れなく自然とスペースが出来るのですが、これもメチャスゴイなと思いました。
競技出場の時は日本のように親切ではありません。
背番号をもらう際は、プログラムで自分の番号を見つけて申し出て、名前を確認されていただくのです。
300組超から見つけるのはなかなか大変です。
ある時は探しても無くてオカシイなと思っていたら、何と1番でビックリした事がありました。
たくさんのカップルから自分達が1番最初というのは、想定外な感じだったのです。
ウインターガーデンというとても雰囲気の良い会場で、踊ったことは今でも忘れられない経験です。
まだまだあるのですが、またの機会に致しましょう。
エリザベート 美と旅に生きた彷徨の皇妃 (ビジュアル選書) [ 森実与子 ]