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カテゴリ:チュクルジュマ界隈のこと、または猫ばなし
【11月2日・火曜日】 今から8年前、ひどい感冒にかかって死に掛けていたコンテスは、わが家の筋向いにあるチュクルジュマ・ハマムの、罐焚き口の灰置き場にうずくまっているところを救助された。 助け出したのは近くにあるイタリア高校の先生でローマから単身赴任しているビルジニアさんと、当時大学生だったうちのV子。 ビルジニアさんとV子はそれ以来、親子のような間柄になり、当時トルコ語をあまり喋れないビルジニアさんともっとコミュニケーションを密にしたい、と願ったV子がイタリア語を習う決心をしたら、ビルジニアさんが喜んで学費と教材をすっかり出してくれた。 そのお陰でV子はなんとかイタリア語を喋るようになり、大学を卒業して日本で就職した2005年以来、イスタンブールに帰ってくるたび1泊2日ながらローマに行く。ビルジニアさんも任期を終えて帰国したからである。 さて、コンテスは、と言えば、2004年に2度めの交通事故に遭い、顎が砕けてしまったとき、ビルジニアさんと私が救助、緊急手術で一命を取りとめた。 無事退院出来ることになり、それ以来もう外には置けじ、と、ビルジニアさんと娘のたっての願いで私が飼うことになった。 その後コンテスは全身の毛が抜けてかさぶた状態になる皮膚病、マンタル・ハスタルーウに罹り、それが良くなったら今度は乳癌の切除手術、そして去年はベランダから転落して大腿骨骨折、と満身創痍。 食べ過ぎによる下痢にも罹って獣医通いはしょっちゅうのこと、非常にものいり猫だが不思議と決して死なないので、今では「神様に守られた不死身の猫」だと娘が言うのを私も信じるようになった。 今日は娘の誕生日。共和国記念日にひどい風邪を引いて、トルコ会社を休み寝込んでいるというから、元気付けにコンテスの写真を見せたい。コンテスの方は、誕生日はいつかわからないが、あと2ヵ月後には19歳に突入である。(ヒトなら133歳!?) う~~ん、のびのび。歳を取ると腕がなまるのよね~。 うっふん、新しい紙タオルの感触は最高よ。 チビ猫たちや、エルレリニゼ・サールック! (紙タオルを引っ張り出してくれてアリガトの意) 「チュクルジュマ猫会」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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