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カテゴリ:日本を思う/日本にいる人々を思う
【7月2日・月曜日】 去年の7月22日、5年余り親しんだショコラさんが日本に帰って行きました。帰国の少し前、7月4日にカドゥキョイに住むyokocanさんと3人で、カドゥキョイにあるカラムシュ・マリーナでお別れのお茶会をしたのでした。 ショコラさんは今年の3月30日、関西空港に降り立った私を出迎えに来てくれて、やはり出迎えに来てくれた黒ネコさんや花江さんにも紹介し、4人で楽しいトランジットのひとときを過ごしたのでした。 今年2月、突然の病気でよもやの夫君を亡くしたyokocanさんも、苦悩の末に日本への完全帰国を決意、6月30日の深夜の便で一粒種の坊ちゃんを連れて大阪のご両親が待つ町へと帰って行きました。 昨日はときどき時計を見ながら、もう日本海を越えたかなあ、ああ、そろそろ関空に着いた頃かなあ、などと何度も思っていました。 私はトルコ語で言うところの「Kalc? カルジュ」、つまりずっとそこに留まる人間なので、いろいろな人を見送らなければならない立場です。 それはもちろん覚悟しているので、あまりそれでがっくりしてしまうことはないのですが、それでもyokocanさんの新しい門出を祝う気持ちの一方で、なんだか自分の日常が味気なくなってしまったような寂しさがこの2~3日続いているのです。 それはショコラさんの時にも幾日も続いた気分だったので、いずれは鎮まってくるのでしょうが、ちょっと物思いにふけりがちというのか、何かをする気が失せたと言うか、いかんともしがたい心境です。 でも、このお2人が残してくれたものは大きな友情ですが、もう一つずつ私が大事にしているものがあります。 これは5年前くらいにショコラさんの一時帰国で愛媛土産としていただいた中の、柚子の種を12個ばかり蒔いておいたら、全部芽が出てだんだん大きくなっては来たのですが、猫どもにかじられるようになってほぼ全滅、でもたった1本残って今年も新芽を吹いてくれた柚子の苗なのです。 ショコラ柚子。新しい芽が吹いて3枚の葉っぱが出ました。 そしてこちらはyokocanさんのエーゲ海土産。猫に食いちぎられないよう高いところに吊るしてあります。 そのほかにもいろいろな人からのお土産に慰められたりすることも多く、改めていろいろな人と知り合った17年だと思わずには居られません。 ヨコジャン・ボンジュウ。おととしの夏のお土産です。 本日はちょっとセンチメンタルな私でございました。あまり似合いませんが、たまにはこうなることもある、と言うわけでございます。 お知らせ ◎※△ 海泡石(リュレタシュ)がネットで買えます! イスタンブール唯一の海泡石アトリエ、シナン・ウスタの作品がついにネットで購入出来るようになりました。追々品数も増やしていくとのことです。ぜひご覧ください。 ネットショップ 「リュレタシュ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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