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カテゴリ:やっぱりトルコが好きな私
【3月17日・日曜日】 もう2週間になろうとしているが、4日の夕方、大阪の桃山学院大学教授・中井紀明先生がツアーでトルコ旅行に見えた折り、夕飯はベイオールのこじんまりとした一膳めし屋風な店で12人一緒に賑やかにいただいた。 そのあと、先生と仲介してくれた小林青年と3人で飲んだのが、同じくベイオール、バルック・パザール(魚市場)の奥にあるネヴィザーデレル居酒屋街のとある一軒。 中井先生ご自身はあまりお酒は飲まれない様子だが、老若男女がそこここで小さなテーブルを囲んで飲み交わしているのを見るのが大好きなのだそうだ。 私達は夕食を済ませた後で、満腹な状態だったため、料理はもういい、前菜を幾つかつまみながら一杯やりましょう、ということになった。 ネヴィザーデレルはバルック・パザールに隣接しているため、どの店も主として魚料理を出している。どの店も、店の前の歩道いっぱいにテーブルやいすを並べて営業している。 9時、10時になると冬場でも雨さえ降らなければ通路が通れないほどの混雑ぶりである。 一度通りの最後まで歩いてみてから入る店を決めたのだが、中井先生は嬉しそうにデジカメのシャッターを切る。 私もまだトルコ語学校に通っている頃、学校の同級生やイスタンブールで知り合った日本人の友達とよく繰り出したものだった。 ネヴィザーデレル居酒屋街は8時ではまだ宵の口。がらんとしています。 前菜はオリーブオイル漬けの冷製が多い。先生はタコがお好き。 先生とツアー仲間のみなさんを、旧市街のちょっと離れたところにあるホテルに送って行った小林君が戻ってくるまで、先生とトロイの話で盛り上がり、私も以前は何度も行ったのだが、2005年の雑誌取材にコーディネーターとして同行して以来ご無沙汰している。 小林君が戻ったあと、流しのミュージシャンがやってきた。トルコではこうした居酒屋と契約している流しの協会があるらしく、私はあまり飲み歩かない人間なので、詳しく知らないが、けっこうたくさんいるらしい。 ちょっと暗くてよく見えませんが、♪ウシクダラ~は~るば~る、と歌ってくれました。 マルマラ海ぞいにあるクムカプの魚料理レストラン街ではそれはそれは賑やかにあちこちの店から歌声が道路にまで溢れ出る。 先日の東京J-Waveのラジオ番組の中で、「トルコではカラオケは流行らない」と言ったのも、こうした背景があるからで、笛と太鼓さえあればどこでも歌い、踊り出すトルコ人のことだから、この流しのミュージシャン達も、晩餐や宴会に花を添えるなくてはならない存在なのである。 テーブルに呼んでもいいし、呼ばなくてもやってくるので、自分達が呼んだら2~3曲演奏して貰い、100リラくらいチップを渡し、向こうから来たらお付き合いで1曲だけ、20~30リラが相場だろう。 トルコの人は流しへのチップは相互扶助と考えているし、エチケットでもある。頼みもしないのにテーブルに来た、と思わない方がいいのだ。 お知らせ ◎※△ 海泡石(リュレタシュ)がネットで買えます! イスタンブール唯一の海泡石アトリエ、シナン・ウスタの作品がついにネットで購入出来るようになりました。追々品数も増やしていくとのことです。ぜひご覧ください。 ネットショップ 「リュレタシュ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年03月17日 20時20分29秒
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