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【7月26日・金曜日】 階下の6号室のイザベルさんの一家は24日の夜中に帰ってきたらしく、昨日25日の夕方になって、イザベルさんが礼を言いに来た。 「キョドゥンはおとなしくしていた?」とニコニコしながら言うので、私は「いや~、2日目からはものすごく襲ってきたわ。入口に立てかけてあった箒の柄は決してあの子を叩くためじゃなくて、私の身を守るため、近づけないためだからね」とありのままを説明した。 キョドゥンの面倒を見るのはこれからも引き受けてもいいが、もう少し他人にも慣れさせるように仕向けてほしい、と頼んだ。 「あの子は私達にだけしか慣れないのよ。どうやっても・・・」とイザベルさんはあまり気にする様子もない。 彼女は「由美子テイゼ、これはほんのお礼よ。使ってね」と可愛い紙袋に入った物を差し出した。どこのお土産か分からないのだが、ちょっとおしゃれなシャワージェルとボデーローションのセットだった。 昔、フランス映画「恐怖の報酬」で、中米の油田で火災が生じ、これを消すのに大量のニトログリセリンを運ぶトラックの運転手とその仲間の恐怖に満ちた道中。息もつけずに見た覚えがある。 まあ、それとは雲泥の差だけど、猫への愛に満ちたこの私が、キョドゥンから初めて豹に襲われるような恐怖を味わいながら、そーっと鍵を開け、恐る恐る室内に入って行く10日間のストーリーもなかなかなものだ。 なにはともあれ、この10日間の恐怖の報酬はタマオとオグリの興味を引いたようである。 「お前達、これが欲しけりゃ、下のうちのキョドゥンと10日間仲良く遊んでみな~」 可愛い魔女の絵がついた紙袋。中味はシャワージェルとボデーローションです。 タマオとオグリの足がなんとも可愛く撮れました。 お知らせ ◎※△ 海泡石(リュレタシュ)がネットで買えます! イスタンブール唯一の海泡石アトリエ、シナン・ウスタの作品がついにネットで購入出来るようになりました。追々品数も増やしていくとのことです。ぜひご覧ください。 ネットショップ 「リュレタシュ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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