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カテゴリ:犯罪ドラマ
ドイツ語原題は「他人の生活」で、サスペンス映画である。
1984年、東ドイツの秘密警察は反政府運動をする人々の自宅に盗聴器を設置し、証拠を掴むと逮捕する体制を取っていた。 コンピューターグラフィックはおろか、残酷な暴力シーンもなく、これだけの緊張感を作ったのは見事である。音楽も、ジャズ演奏やクラシック調フルオーケストラで、手抜きがない。 ラストで邦題の本が登場するが、感動のシーンであった。 アメリカ映画では、このような迫力のあるストーリーを持つ作品を、数年間観たことがない。 残念なことに主演のウルリッヒ・ミューエ氏は今年7月に胃癌で亡くなったそうである。 ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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