お棚見学
久々に支部の方のお棚を見に行きました。行ったところは支部大会では常に金屏風にあがり、全国大会でも入賞するなど、作のレベルが高いところです。特に作り方にこだわっているところはないのですが、とにかく植物が好きな方なので、その気持ちが作につながっているのだと思います。しかし、今年は目の手術をするなど十分に万年青の管理ができず、また、猛暑の影響もあったと思われ、20数本の木が倒れていました。十分に万年青の管理ができなかったことを思えば、この数でおさまったのは良かったと思います。さて、次に目に入ったのは、この時期、早くも棚入れしていた1本の芋吹き。京都三光園さんが来られ、万年青と引き換えに置いて行ったそうです。そのラベルを見て、数々の銘品が揃う中、なぜ、今この木を勧めたんだろう??と不思議な感じがしましたが、以前、「聖貴」が登録された直後にある業者の方から勧められ棚入れしました。その当時はまだあまり万年青を知らない時期でしたが「これは良いから」と言われるがままに。しかし、作りこめばこむほど味が出てきて年々芸も進化し、全国大会でも金屏風に飾られ、私のお気に入りの1本になっています。業者さんの見る目はあらためてすごい!と感じました。なので、この木もなにか業者さんにとっては感じるものがあるんでしょうね。機会があれば作ってみたいと思います。ここは年中、温室の中で管理していますが、そう大きくない温室にもかかわらず、羅紗・薄葉・大葉ともによくできており、支部展には10鉢程度は出品できそうです。中でも三光鳳はここ数年綺麗な姿を維持しており、今年もこの棚で一番の出来を保っていました。天賀もまだ若木ながら葉が詰まって姿も整っていました。まだ支部展までは一か月以上あり、仕上がりを見るのが楽しみです。あと、ご高齢にもなられているので、要所要所で足を運び、いっしょに万年青を楽しんでいこうと思います。