ギリシャ・アテネのアクロポリスにある
エレクテイオン神殿の前で記念撮影するドイツ第12軍の兵士。
ギリシャ進攻に手間取っていたイタリア軍支援のため、ヒトラーはバルカン半島攻略のため機甲師団4個を含む15個師団からなる第12軍をバルカン半島方面に投入した。
強力なドイツ軍の前にギリシャ軍は撃退され、ギリシャはドイツ、イタリア、ブルガリアの占領下におかれた。
しかしこの戦いで間近に迫っていた、ヒトラーのソ連進攻(バルバロッサ作戦)の開始が数週間遅れ、この遅れが冬将軍早期の到来により、モスクワ攻略作戦失敗の原因の一つとなってしまう。
ナチスドイツの占領下におかれたギリシャでは、考古学的価値をもつ多くの品々や美術品が持ち去られた。