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カテゴリ:フレンチ
あっちこっちで話題のカンテサンス。ちょっとお祝い事で、1月くらい前から予約してうかがいました。
白金台から10分くらい。ルクソールが入っているビルの横でした。 お料理は15750円のコースのみ。 アミューズの、椎茸とセップのビスケット。いろんなきのこを砕いてビスケットにしているようです。さくっとしたきのこ、という不思議な感触。このシェフはよくいろんなものを砕いて、最適の食感を作るのが好きなようです。にんじんのスープは、あわ立ってます。土臭いくらい濃いにんじんですね。 「塩とオリーブ油が主役 山羊乳のヴァヴァロワ」とフォアグラのタルト。どちらもまるで、デザートですが、りっぱなお料理です。ふわっふわのヴァヴァロワはフルールドセルとオリーブ油だけの味付けで、繊細な味が引き立ちます。特にかかっているゆりねとマカデミアナッツがアクセントにもなり甘みもあり。今まで食べたことのないものでした。そして、これはすばらしくおいしかった、フォアグラのタルト。表面のビーツが大変よく合います。またぜひ食べたい1品です。 帆立貝と蕎麦の実とアンディーブのからすみ焼き。ほたてに蕎麦の実をつけてさっと焼いたものとそばのリゾット。香ばしさとそばの香りが加わっておもしろいアイディアですね。それから豪快にアンディーブにからすみをのせて焼いたもの。 いよいよ魚とお肉です。魚はますのソテー。さっと火を通しただけの、生なのに温かいというくらいちょうどいい感じです。おいし! そしてお肉はイベリコ豚のロースト。なんと、生で届いたものだそうです。フレッシュで、脂がさっぱりしておいし! そして、チーズとマールのシャーベットです。 デザート、まずは「二度焼いたビスキュイ」。そして「キャラメルのマシュマロ」。ビスケットをくだいて整形してまた焼く、という手間のかかった焼き菓子。しっとりして、中のココナッツクリームとあわせるのがいいです。キャラメルのマシュマロは、まさにマシュマロのようにしわっと溶けます。本当に食感を大事にしてます。 そして最後に出たこのアイスが、今まで食べた中でもっともおいしいアイスでした! メレンゲのアイスです。メレンゲをくだいてアイスにしたとのこと。これが、なんとも言えず、こくがあって甘いのだけど香ばしさがあって、後味がさっぱり。なかったように消えます。ルバーブのジュレと葉がちょっとすっぱくてむちゃくちゃ合います。すごい、これはすごい! 飲んだ白ワインは、「コートデュジュラ」というものです。 シャンパンも1杯ずついただいて、二人で5万円。まったく高いとは思いませんでした。あえて言わせていただければ、サービスの人はあまり気がきかないですね。お酒のグラスや水のグラスがあいていてもあまり気がつきません。 最後にでていらしたシェフが若くてびっくり。才能とはすごいものですね。アストランスでスーシェフまで勤めた、とのことですからね。 リピートすると、そのたびに違う料理を食べられるそうです。それも魅力です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月14日 21時08分00秒
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