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カテゴリ:東の端の国、日本
葬場祭では、玉串奉奠(仏式の焼香の代わり)が行われた。
玉串とは、榊(さかき)の枝に紙垂(しで)という白い紙を細長く切ったものをつけたもので、神霊が宿っているとされる。 これを奉奠(捧げること)することで、故人の霊を祀るものだ。 火影は仏式は数多く経験しているが、神式はすくない。 葬儀委員長としては初めてだ。 喪主よりも前に玉串奉奠をする立場ゆえ、あとからの人は、自分を手本として真似をする。責任重大だ。 あらかじめ、作法を聞いておく。 そして、二拝二柏手一拝のしのび手だと、告げられた。 しのび手とは、寸止めをして、音を立てない拍手だそうだ。 会葬者は玉串奉奠をしてから一歩下がり、二礼・二拍手(かしわで)・一礼という礼拝を行う。 二回頭を下げ、二回かしわ手を打ち、再び一礼。 かしわ手を打つとき、両手を打つ手前で止め、音をたてない。 うーん、なにかぎこちない。 なんとか本番をこなし、続く後のひとの動作を見るが、まちまちだ。 ふと、祭壇をみると、俗名に下に○○○○大人之命の白布幕が貼り付けられている。 ○○○○タイジンノミコト と呼ぶ なかなかカッコいいではないか! そして、出棺時にその名前入り白幕を棺の上にかぶせるのだ。 うーむ、火影の葬儀には 「火影三代目之命」 と白布幕に書いて、みづからのひつぎの上にかけられ、友人達から見送られる。 そして、みんなの守り神になろうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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