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テーマ:アキバ系の硬派な本(188)
カテゴリ:本のちょっと技巧
書店の書架で少し分厚い黒い背表紙に視線が吸い寄せられた。ボールドな書体で「行列プログラマー」と書かれた書題の引力に寄せられ手にしてみると、ガロア先生が微笑みかけてきた。 本書では数学的概念を実装するプログラムで実際に問題を解決しながら、その応用法を探求します。具体的には、図形変換、顔検出、画像圧縮、画像補正、ページランク、機械学習、暗号と秘密共有などの例を使い、ベクトルと行列、それらを動かすアルゴリズムについて学びます。対象は、プログラマーおよび具体計算を通じて線形代数を学びたい学生。厳密な証明が目的ではないので数学に詳しくなくてもかまいません。Python 3プログラムを用いることで図やグラフからベクトルと線形変換を視覚的にとらえることができるため読者はイメージをつかみやすいでしょう。章末の問題を解くことで自分がその章で何を学んだのか、また自分の理解度を確認できます。
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