カテゴリ:ピーとニィ
先日の話しになりますが、 障がい者の就労ガイダンスに行ってきました。 中学を卒業した後のピーの進路を決めるのに 就労のことが切り離せないと考えていることと、 来年度(中2)のうちから動き始めないと きっと時間が足りないって思っているので。。。 ガイダンスでは企業(大手)と特例子会社が1社ずつ、 それぞれの採用担当の方からの話しも聞くことができました。 まずは、ガイダンスが行われた特別支援学校高等部での 進路指導と学習方法、過去何年かの卒業生の進路先と 業種・雇用期間のお話し。 それと、今後開校予定のいくつかの学校と (支援学校高等部や職業専門コースが併設されている所) 地域での取り組みの現状を教えてもらいました。 こちらの学校では2年生から何度も企業などに行って現場実習を繰り返し、 企業からの職務評価を学校や家庭でフィードバックして 就労に繋げているとのことでした。 実習に行った先にそのまま就職する子もいますが、 それ以外の企業や地域の福祉施設、 または訓練校に進むなどの進路方法が紹介されました。 近年の平均としては、企業就労が約37%、 福祉施設が約63% (就労支援約35%・生活介護約28%) そして、訓練校が若干名という内訳になっていました。 次に某企業からのお話し。 関東1都9県のテリトリーでの現在の障がい者雇用数は195人で、 知的障がい者が48.2%、身体障がい者が44.2%、 精神障がい者(発達障がい含む)が7.6%の割合でした。 それと、ここ7年の間に、残念ながら上記以外で 自己退職した人が2人いるとおっしゃっていました。 新卒の雇用方法としては、支援学校等からの現場実習を受け入れ、 そのまま就労というケースが主だそうです。 また、この企業の特徴として、以下の3点があげられました。 ◎ 知的障がい者の雇用数が多い (そのうち重度が4割) ◎ 1ヵ所に集めるのではなく、各営業所にバラバラに配属している ◎ 一般社員とともに社会生活をおくっている ケアの面では、担当者がそれぞれの場所に出向き 面談等を行っているそうですが、分散して働いているので 個々のケアが難しいため、家庭との連携を大切にしているとのことでした。 また、今後企業側としては、 『目先の技術よりもコミュニケーション能力を重視していく』 とも話していました。 最後は特例子会社のお話。 こちらは大手の人材派遣会社が母体なのですが、 そちらでは就労者数が法定雇用数を超えるために 設立された所でした。 企業への派遣もあるようですが、 支援校で身に付けた技術を使わないのはもったいないということで、 農作業やパン作り、アート商品の企画や 制作・販売も行っていました。 採用方法は親との面談に重点を置き、 90%親で決定がどうかが決まるのだそうです。 以上のガイダンスは、障がい者枠(手帳保持者)での 就労に関してのお話でした。 今後の進路を考えるのにとても参考になりました。 この企業だけでなく、世の中の流れが変わってきつつありますよね。 仕事(作業)ができる人よりは、 人間関係を築いていける人を優先してくって。 それはそれでとても良いことだとは思うけど、 そうなるのであれば、人間関係を築くのがニガテな人に対して、 1人でも多くの理解者と支援者が増えてくれることを願いたい。 もちろん願うだけでなく、私もピーも努力は続けていくけれど、 その分野が欠如しているピーのような子や人にとって、 少しでも生きていく厳しさが減るように・・・。 そして、それ以外で困ったり悩んだりしている人達にとっても 少しずつでも優しい社会に変わっていってくれますように(*・人・*)オネガイ。。。 少しずつでもピーのコミュニケーションのスキルを上げられるように、 私も頑張るし、もし私1人で補えないきれないものが出てきた時には、 周りの方の手を借してもらいながら乗りきっていきたい。 今までもこれからも。 5年後、手帳がなくても ピーが笑顔で就労できてるといいなぁ(・・*)。。oO ボォ~ 不安は消えないけど、でも今は やれることをやり続けていくだけ。 日々精進 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.24 16:07:14
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