今回は本当に久々の帰郷だった。
去年は相次ぐ両親の他界で、日本に行っても帰郷と言えたものではとてもなく、年休も全て使い果たした。
最後に休暇を取った去年の１月から今年の５月末まで足に鉄枷をはめられた奴隷のように黙々と会社に通勤する日々が続いた。

今回の休みは本当に待ちに待った休日で、休みの始まる一週間前などは正直言って仕事等はどうでも良かった。（笑）
ただただ出発の土曜日（6月4日）が来るのを、今か今かと待ち望んでいた。

帰郷の日程を軽く説明すると、全行程14日間、内4日間は東京滞在（嫁さんの仕事の関係上）残りは京都滞在なのだが、うち徳島に一泊バス旅行（これは嫁さんの友人に会う為）という内容であったが実に楽しかった。
この他にも嫁さんの友人で是非会いたい人達も居たのだが、時間の関係上残念ながら次の機会に回さなければならなくなってしまった。

出発前の日系A社のチェックインカウンターは、出発3時間前と言うこともあり約20人程の乗客が並んで待っていた。
余り混雑していないにも関わらず、進み具合がよくない。
理由として考えられることは、殆どの乗客が出発前に自分の席を指定してしまっているので、いくら乗客が空港に早く到着してもチェックインカウンターで残りの座席を振り分けるのに時間がかかってしまう問題がまず目についた。
我々がチェックインする頃は、当日のフライトが混んでいることもあり、チェックインカウンターの人間は空いている場所に我々を詰め込むことで手が一杯でこちらの希望を聞くことにはかなり無理があり、我々の希望の通路側を取ることはできなかった。（通路側がとれないとトイレに行く時等に狭いエコノミー席ではその都度、通路側の人間を立たせてしまうので気を遣ってしまう）
この件を考えると航空会社としては、出発前の座席指定を正規料金を支払った乗客のみに限定して、後は空港のチェックインスタッフに振り分けを任せるといったシステムの方が、お互いに余計なプレッシャーを与えずにチェックインを行えるのではないかと感じた。

免税店をひやかしてから飛行機に乗り込むと我々は窓側から2席に座ることになっているので、通路側にはどんな人が座るのかに注目。
もしも通路側には誰も来なかったらすかさずその座席を確保するべく注意を払っていると、機内はかなり混んでいて、我々の座る列にはすでに若い気の良さそうな西洋系の男性が座っており我々が窓側に座る為に席を立ってくれた。