カテゴリ:Webマーケティングいろいろ
近視眼的にブログのビジネス活用法を検証・実践するだけではなく、
たまには、もっと大きな視点から眺めてみます。 そうすることで、また新たな見方や考え方ができるかもしれません。 と言いながら、大きな視点というか、 もっと遠いところから始めてみます(^^; 我が家(集合住宅)の買い物は、 歩いて5分ぐらいのところにあります、 地域スーパーの「Yバリュー」がメインです。 私のカミさんは、半分くらいはそこに行き、 あとの半分は、クルマで10~15分圏内にあります 「サティ大宮店」やステラタウンの「イトーヨーカドー」、 生鮮が特に安い大成にある「ロジャース」などに行っているようです。 ところが、同じ集合住宅に住む、 クルマを運転できない、小さい子どもがいる奥さんは、 「Yバリュー」が休みのとき、 生鮮品を買うのに困ってしまうのです。 なぜなら、従来型の八百屋などが、 この近辺にないからです。 駅の反対のスーパーに20分ぐらいかけて 歩いていかないといけません。 これは、スーパーだけでなく、書店や電器店など、 小売業界全体において、いわゆるパパママストアが淘汰され、 大型店のみ生き残っているという状況を表しています。 インターネットの中でも似たような状況があります。 ヤフーやグーグルなど、ほかにもありますが、 インターネット全体から見れば、 特に一部のサイトのみにアクセスが集中し、 中には莫大な収益を上げているところがあったりします。 小売業界のみならず、インターネットでも、 寡占化というか、一部のブランドやサイトへの、 集中化が起こっているのです。 これには、悪い意味でのブランド信仰など (ブランドには私は2面性があると思っています) いろいろな要因があるのですが、 その話はこの文の趣旨から外れるのでおいといて、 とりあえず、そのような状況認識をしておきます。 少し遠回りになりましたが、 ここで、インターネットの世界に話を限定します。 もともと、インターネットは、 個人がサイトを持ったり、 メルマガで多い人で数万も読者を持っていたりという、 活動形態からすれば、大企業と同じようなことができてしまうという 大変魅力的な世界であり、 まさに、個人が脚光を浴び得るシステムとして機能する、 という側面があったはずです。 ところが、現在は複雑なシステムを 大変な労力と時間を掛けなければ、 ユーザーを集めるようなサイトができなくなっています。 楽天などを見ればわかりますよね。 というインターネットの状況の中に、 ブログがじょじょにやって来た、ということになると思います。 ブログはその「容易性」で 個人がサイトを持つことを格段にカンタンにしています。 これによって、今までサイトを持つことなど考えられなかった人が、 ブログというサイトを持つことができ、 いうなれば、インターネットがより個人に近づいてきた、 という状況になってきたわけです。 そして、HTMLをさわらなくてよいということだけで、 より魅力的な個人のサイトが増えてきています。 おもしろいテーマとか楽しいサイトとか、 情報価値としては、客観性を重んじる大手ニュースサイトでは、 歯が立たないような鋭い記事を見かけることもできます。 このように考えると、 ここ数年、事業者サイトが脚光が浴びていたインターネットの世界が、 ブログは、再び、違った形で、 個人のほうにスポットライトを浴びさせるシステムになっている、 ということが言えるのではないかと思うのです。 やはり、インターネットは、 企業サイト以上に、個人が盛り上がるべきメディアなのです。 ブログの意味は、根本的にはここにある、 と私は思っています。 ブログのビジネス活用といった範囲において考える場合でも、 このことは必ず踏まえておきたい考え方になるはずです。 ********************************** 有限会社リレーションメイク 羽切 徳行 メールマガジン「ビジネスで使うBlog・CMS」の登録 ブログマーケティング・トラックバックセンター ビジネスで使えるWeb愛サービス パーソナルマーケティング・セルフブランディング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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