カテゴリ:書評
企業サイトやプロモーションを一目見れば、
よいか悪いか、参考になるところ、改善点など、 パッと思いつくが、財務諸表をみてもなかなかそうはならない。 競馬新聞は、私には、単なる出走馬の表であるが、 見る人が見れば、とても重要な情報源となっている、 ということをどこかで読んだことがあるが、 会社の財務諸表も、そんなニュアンスがあると思われる。 これが、プロとアマとの違いなのであろう。 会社を経営している以上、 会社に関わる数字にも強くならないといけないが、 自分の会社以外の数字など、公表されていても、 そう読みこむ気にはならない。 といっても、数字には強くなりたい気があるから、 こういった本も、たまには読むことになる。 ちなみに、この本は、 トイレで何日かかって読んだかかわからない本である。 私にとってこのテの本のポイントは、 いかに数字をわかりやすく解説するか、しないかの問題だけである。 以前読んだ本の中で、 バランスシート(貸借対照表)の、 右はどこからお金を調達したかの話で、 左はそのお金をどこに使用したかである、 という話はとてもわかりやすいものだった。 大抵の本は、貸方、借方という言い方をしているのだが、 これでは、わかるものもわからない。 前置きが長くなったが、この本は、 現在の会社がおかれる経営状況の中で、 数字をどう見るかを示しながら、 わかりやすく解説している。 また、会社の数字全体をみるときや 借金などを説明するときも、 A社、B社というように、 比較しながら説明することで、 ポイントをおさえやすくしている。 会社の数字全般について、 このようなアプローチをしているので、 会社を数字的にとらえることの基本はマスターできるだろう。 ★3つ ★★★☆☆ ********************************** 有限会社リレーションメイク 羽切 徳行 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.04.10 08:07:07
コメント(0) | コメントを書く
[書評] カテゴリの最新記事
|
|