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カテゴリ:韓国の日常
私がパン工場に勤めるようになって、お兄さんには感謝している。
子供たちをよくみてくれるのだ。 健作さんが藁の作業で忙しいときはお兄さんがひーちゃんのお迎えに行ってくれるし、 (ハル君は伯父でお兄さんにそっくりなんで幼稚園の先生一目見てハル君ひーちゃんの伯父ちゃんだって分かったそうだ。) 夕方お腹が空くことのないようにおやつも健康的なものばかり用意してくれている。 と言うわけでお兄さん一家には感謝の雨嵐なワケなのだが、これには深いワケがあったのだ。 『夏には家の支払いがあるからアニキ1500万ウォンくらい用意しなくちゃいけないからな、 ちょっと手伝わないといけないかも』 と健作さんが言ってたので、なにそれ?と聞き返したら、 なんと! 健作さんの家を(つまり私たちが住んでいるこの家)担保にして借金していたと言うじゃないか~!! 「あれ?お前に説明してたと思うんだけど???』とかえって不思議そうな健作さん。 つまりお兄さんが借金雪だるまになっていたときに健作さんが助けてあげたと言うのだ。 自分の家を担保にしてお金を借りてあげて支払いはお兄さんがしていると言うのだ。 はあ、だから、私が働きたいと言ったとき特に反対しなかったのか。 そういうことが無かったら、間違いなくお兄さんは働くことに反対していたはずだ。 子供たちも小さいのに働くなんてもってのほか。 自分の子供たちは自分で見るべきだ。 と言ってくる人たちだ。 何年か前のことだ。 私が脚をひどくくじいて動けなかったときに子供たちが市内で買いたいものがあると言ってきた。 私が買い物につれて歩ける状態じゃなかったので健作さんに子供たちを預けて送り出した。 そのときにお姉さんからかかって来た電話を私は忘れられない。 『自分の子供なんだから自分で見なさいよ、都合よく預けたりしないで』と。 そのときは自分たちの息子ソンゴンが 病院に初めて入院したときだったので まともな精神状態じゃなかったとは思う。 でも、私は動けない状態だったのにそういわれたのでショックだった。 で、ソンゴンはまた病院生活に逆戻りした今、お兄さん一家は子供たちに良くしてくれる。 私が働くことに協力してくれる。 それって、金銭的な面で申し訳ないという思いもあるんだろう。 私はといえば、してもらったことはありがたく受け取って健作さんがしてあげてることは忘れようと思う。 そうじゃないと、私たちはこれだけしてあげたのに・・・・・・と黒い思いがわきそう。 お兄さん一家とは切っても切れない関係だ。 仲良くすごしていかないと自分が苦しくなるもんね。 ああ、私も丸くなったもんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
April 5, 2015 07:35:16 AM
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