カテゴリ:自分のこと
33年前の今日、私は生まれた。
1年4ヶ月前に生まれた姉に続き、二人目の女の子だった。 父は仕事で忙しく、私が生まれてからまる1日たってやっと病院にきたそうな。 その1年7ヶ月後、弟が生まれた。 父は古い車のエンジンを思いっきり吹かして、病院に向い家を飛び出した。 近所ではエンジンの吹かし方で男の子が生まれたと分かったそうな。 姉はアレルギーが重く、手がかかり母もさぞ大変だったと思う。 私はたぶんほとんど手がかからない子だったんだと思う。 今ときどき我が家を訪れる母に私のことを尋ねても、「忘れた」ということが多い。 父は寡黙で学者肌の人だった。 何を考えているのか良く分からなかった。 でも父を亡くして8年、今頃になってやっと父から教わったことが意外に多いことに気付き始めた。 勉強方法や人との接し方、その生き様まで。 私が選んだ夫は父に似ているな、と思ってはいたが、改めて今日コーチとのセッションを行って、性格から家族環境までそっくりだというのに気付いた。 そうか、私はファザコンだったのか。 私は、家族の前では余り泣き言や甘えたことを言わない、かわいげのない子供だった。(と、思う) 自分の考えを言葉にしなくても、分かり合えると思っていた。 でも、母にはあまり伝わっていなかったらしい。 それが分かったのは大分後だった。 だが、父には伝わっていた、と思う。 晩年の父は病魔に襲われ意思疎通もままならない状態が数年続いた。 それでも、気持ちは通じ合っている、と感じていた。 もういなくなった今でも、つながっていると感じる。 父さん、いろいろごめんね。そして、ありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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