MAL-ET fractal　　肉とコーヒーとヘヴィメタル

我ながらナマステグル気に入りすぎやろという話なんだが、数えてみると早いものでもう５回目か。



ちょっとまだ早い時間ではあるものの、この日も安定の客ゼロ。
いつ来てもどの席でも座り放題は有り難いんだが、何でこの店は潰れないんだろう。



そして日に日にガバガバになっていくサーブ。
メニューを見る前に既にスープサービス。気前が良いを通り越してある意味で必死さを感じさせる。
そんなに慌てなくてもちゃんとセット頼んであげるから安心してと言いたい。



今回の目当ては、まだ食べたことのないチキンミンチナン。
見た目はチーズナンと同じで円盤ピザタイプで、生地と生地の間に詰め物がしてある系やね。
通常ナンに対する＋価格も３５０円と、この店のナンバリエーションの中では高額な部類。
以前食べた野菜カレーナン（名前なんだっけ？）はナン単品でいける攻撃力高めのメニューで、ドライフルーツナンも素晴らしい出来だったので、期待せざるをえない。



今日は最初からチャナマサラと決めている。
先日、高富のピースダイニングで食べたチャナマサラが極めて好みだったので、忘れないうちに比較しておきたいという意図もあったり無かったり。



とりあえずセットのサラダ。なんかまたサイズ変わったな。一回り小さい。




そして安定のシナモンダバダバラッシー。これ、別にシナモンラッシーというわけではなくて、デフォルトの普通のラッシー。謎。
いつもよりややシナモンの量が大人しいか。いや、これでもかなり入れすぎなんじゃないか。




同時に着丼。
見て思うけど、やっぱここのカレー、量は凄いけどチャナ豆の量は少なめね。
これはチャナマサラというより、ひよこ豆入りマサラカレーといった方が近いか。

チキンミンチナンは、思った以上に見た目はただのチーズナン。



同じマサラでも、ピースダイニングの方が明らかにツンと辛そうなマサラらしいフレーバー。こいつはマサラというよりカレー寄りだなぁ・・・非常にまったりしてる。先に少し食べてみたが、やはり甘みや旨味の方が強く、これがナマステグルのカラーなんだなと再認識。ボリュームは凄いので有り難いね。



ではいってみますかね。これが目的だったんだから。



どうしても撮影がうまくいかず暗くてイマイチ見にくいが、今日はちょいと厚めに仕上がった生地の隙間に、薄くほぼ真っ赤なペーストが詰まっている。
どんな味かなと食いついてみると、粒粒の食感の直後に強烈なニンニク臭( ﾟдﾟ)
以前食べた野菜ナンと違って味付けはほぼ皆無で、辛いスパイスと刻みニンニクだけで作ったペーストの香りと風味だけという感じ。
単品で食べると、かえって通常のナンよりも味がしないという印象のナン。
これはカレーにダバダバつけねば。

で、正直言いたいのは、
​「チキンミンチどこいったん？？」と叫びたくなるほどの鶏皆無感。​
チキンミンチというより、ガーリックスパイスナンと言われた方がよほど適切だと思うんだが、どれだけ味わってみても鶏肉がどこに入っているのか全く分からない。旨味もほぼ感じない。これで＋３５０円というのは全くもって納得がいかないんだが、ひとまず、今まで食ったナマステグル史上最低のメニュー確定。どうしてこうなった？？
まさか注文が入るとは思わず、鶏ミンチの在庫がなかったんだろうか。何かの間違いとしか思えない出来に閉口。

ちなみに、カレーと合わせる分には、マサラよりもマサラらしい絡みが利いていてなかなか悪くないんだが、とにかく名前と内容に噛み合わなさがえらいこっちゃ。



そしてナンお替わり。
腹が減っていたのが救いでこうしてフルサイズの通常ナンを１枚追加してるわけだが、やっぱこの店、このナンが一番美味いな。風味は乏しいものの、持ち前の超絶軽いサクサク食感のおかげで、さっぱりと食べられる。カレーとの相性を考えても、キレよりも重さ重視の当店のカレーに対して非常に軽く、コントラスが良い。もうチキンミンチなんは２度と注文しねえ。