森 澄雄さん
日経の「私の履歴書」、今日まで連載の森澄雄さん、俳句はよくわからないのですが、続けて読んで見ました。とくに昨日からの奥様とのくだりにとても感銘を受けました。 奥様は森さんが病で倒れたとき、懸命に看病なさって、それから数年後ご自宅で心筋梗塞でおなくなりになったとか、63歳だったそうです。 「はなはみないのちのかてとなり」森さんの薬をこわけする薬包紙にかいてあったそうで、森さんは「なれゆゑにこの世よかりし盆のはな」と記し並べて墓碑にされたとか 半身麻痺の今は仕事をする時以外は臥せておられるようですが、澄み切った精神そのものの句(生意気ですが)が自然に湧き出てくるような、振り返って、鷹揚な自分を少し反省しました。 「おのれまたおのれにとうて春の闇」今日の連載の最後にあった句です。今年また句集「深泉」をだされるそうです。読んでみようと思います。 森さんがこれからも、もっと句をおつくりになれますように