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マクロン大統領「アンナ・ヤロスラヴナ王女はウクライナ出身」〜前回プーチン大統領が「我がロシアとフランスのゆかりは深く、アンナ・ヤロスラヴナ王女はロシア出身」の発言を間接的に否定
*左足の第2指、第3指の下が自宅内でびりっと痛んでからもう3週間以上。 ようやく明日病院で専門の先生に診てもらいます。 腫れは無くなったものの、朝恒例のラジオ体操第2をする際に片足のジャンプは不可能です。 腱、筋を痛めたのだと思いますが念のために見ていただくことにしました。 後になってヒビが入っていたということにならないように願っています。 色々ネットで検索して一番役に立った足の痛みのサイトがこれです。 アンナ・ヤロスラヴナ王女 レンタニュース マクロン大統領、インテリでも有名。 フランスのマクロン大統領は「アンナ・ヤロスラヴナ王女はフランスとウクライナの関わりの歴史の上で重要な役割を果たした。」とパラシェンコ大統領との共同記者会見で述べました。 ウクライナ112テレビが報道。 「我々両国間には極めて長い歴史があり、深いつながりがあります。あなたは今日私に色々とこの点について話してくださり、キエフ出身のアンナ・ヤロスラヴナ王女のお話も説明してくださった。 王女にまつわる11世紀の歴史が極めて重要で我々両国の関係の歴史にとって貴重なものかを説明してくださいました。」とマクロン大統領がパラシェンコ大統領に語りました。 *パラシェンコ大統領はもちろんプーチン大統領が「アンナ・ヤロスラヴナ王女はロシアから嫁いでフランスの王朝に子供をもうけた」と発言した事実を100も承知。 プーチン大統領に間接的に恥をかかせたかったのは明らかです。 パラシェンコ大統領「プーチンはウクライナの歴史を略奪した」 「フランスの教養高い市民は『ロシア出身のアンナ』として王女をよくご存知のはず。」とプーチン大統領。 5月29日、プーチン大統領がマクロン大統領と会談後の共同記者会見で「両国には歴史的に深い関係がある。教養の高いフランス国民はアンナ王女がロシア人でフランスの王女となったことをご存知でしょう。」と述べています。 この発言に対し、パラシェンコ大統領は「プーチンはウクライナの歴史を略奪した」と批判。 アンナ・ヤロスラヴナはヤロスラヴ・ムードロイ王の末娘でフランスのアンリ1世と結婚し王女となりました。ヤロスラヴナ王女はキエフ(キエフ・ルス)公国に生まれ、生まれたのは1024年、1032年あるいは1036年とも言われています。フランスでは「ルス出身のアンナ」と呼ばれていました。 ウクライナという名前は16世紀末までには正式に今日の意義を持って使われておらず、「国境に近い」という意味で一般に使われていました。 今日のようにウクライナが国家の名称として正式に使われるようになったのはウクライナの独立記念の1991年のことです。 *ヤロスラヴナ王女がフランスの王朝に嫁いでから200年後に現在のロシアの基盤となるモスクワ大公国が建国されました。それまでモスクワは影も形もなかったというわけで、プーチン大統領の発言後にウクライナ市民が一斉にアンナ王女をめぐり怒ったのも宜なるかなです。 一部の識者は「プーチンはウクライナをロシア領土とすでに考えているので、そのロシア領土から嫁いだ王女なのだから『ロシア出身』と発言したのだろう。」という声もあります。 アンナ王女 嫁いだアンリ1世と話していたのはフランス語だと思われます。 当時フランス語は貴族階層の共通語で、良家の子女は当然のことながら話すべき言葉とされていたようです。 ロシア帝国崩壊までロシアの貴族達も当然のことながらフランス語を交えて話をしていました。 この慣習が崩れたのはロシア革命(ボルシェヴィキ)です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 27, 2017 01:14:37 PM
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