邁進でござる

凝りもせず、またお金の話。

実は、自分は言う程、物を買っている訳ではない。
じゃあ、どうしてお金が知らぬ間に飛んで行ってるのか・・　
友人と話しながら発見したことが、「娘に貢いでいた」ということ。

部活で忙しい高校生は、そもそも遊ぶヒマなど無いのだそうだ。
土日も部活。遅くまで部活。休みと言えば盆正月。

だから、まず外に遊びに行くという事がほとんど無いらしい。
趣味も無ければ、ファッションなどにも興味が無い。
とにかく部活部活だそうだ。

学校にもよるが、うちの娘は、月１のゆるーい部活。
放課後はたっぷり時間がある。
もちろん土日も。

ガールズトークに花が咲き、休みの日には都会へ遊びに行く。誰に似たのかオシャレが大好き。
男には興味ないが、その分ファッションやお化粧に興味を持ってしまったようだ。
化粧品が欲しいとねだられる。
好きなアーティストのCDがやれ欲しい、やれファンクラブに入りたい、やれライブに行きたい。
やれそれやれそれ・・・
一応、締めてるつもりだが、どうしてもついつい甘くなってしまうところもある。

やれ、あれが習いたいこれが習いたい。
一時期は習い事を２つに塾まで行かせ、、そりゃ毎月のお金が飛ぶ飛ぶ。。。

私は、娘カワイさに娘の願望をほとんど叶えてあげていた。
それでも、娘は「なんでこんな貧乏な家にそだったんだろう。」と私を罵る。
何かをガマンさせようとすると、私をその度に罵った。辛かった。

中学受験までの数年間も何十万かけただろう・・．
入学してからは何百万。

これじゃ、お金が無くなるのも当たり前。

そもそも、私は何故娘にここまでしてしまうのか。

私が娘のような体験をしたかった。

きっとそうなんだろうと思う。
設備のキレイなお嬢様学校へ通い、手厚い教育を受け、優雅に暮らしたかった。
私がそういう生活をしてみたかったんだと思う。
その疑似体験をするために、娘に貢いでいるのだ。

それに、私は孤独で友達もいず、家で引きこもって洋裁をしているような暗い子だったので、たくさんの友達がいる娘がうらやましかった。
たくさん楽しんで欲しかった。私が学生の頃楽しめなかった分まで。

学校生活を謳歌している娘を見るのが私の幸せの１つだった。

これって溺愛なんだろうか。
私は娘が憎たらしいときもあるけれど、基本的に娘のことを好きすぎる・・と思う。
可愛くて仕方がない。

その次に好きな人は、死んだ母。

そうだ、母は私が社会人になったばかりの夏に死んだので、親孝行を１つもできなかった。
その分、娘にいろいろしようとしてるのかな。

でも、いい加減目を覚まさなければ。

娘に貢ぐのを辞める。
学校はあと２年弱なので、このまま通わせてみることにした。

習い事の月謝は出すけど、その他ライブのチケット、CD、遊び代、諸々・・　は、私の給料から出せないということを話した。

本人も私からお金が搾り取れない事を自覚したようだ。
今までは、なんだかんだ言って私が出すもんだから、どうせ貰えると思っていたんだと思う。
甘やかしてしまった。

私がお金をお金と思ってないところがあるのかもしれない。
お金を軽視していたから、こんな事になっているのかもしれない。

そして、現在はお金に振り回されている。
でも、ここ最近、振り回される事を気にしなくなったら、少しだけ振り回され方が軽くなった気がする。

まだまだだけど・・．
ああ、修学旅行費の催促が来た。元夫から音沙汰が無い。
最悪・・旅行不参加になるかもしれない。

まあ、それはそれで仕方の無い事だ。

ううーん、まだお金に振り回されてるな。早くこのループから抜け出したい。



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