たかが習い事、されど習い事。
土曜日は実家へ行きました。頻繁に入る間違い電話対策で父の携帯の電話帳の中身を固定電話に入力してきました。両親とも80才過ぎてもまだしっかりしていますが何があるかわからないので「名前が表示されない電話には出ない」ように言ってきました。日曜日は先日一緒にオープンクラスのレッスンに行った友人のお子さんの発表会を見に行きました。電車で1時間10分、けっこう遠かったです。演目は「バレエと言えばこれ!」と言うくらい有名なバレエ全幕でした。友人のお子さん(小5男の子)は、良かったです。バレエを始めて1年だそうですがメインの習い事のせいもあって身体が真っ直ぐで綺麗でした。この演目は娘の教室も2幕や3幕を発表会でやっています。娘の先生はこれをやる時に「主役はもちろん、コールドを踊れる子が揃わないと出来ない演目」と言ってました。娘の教室は町の普通のバレエ教室で娘は発表会でもたまにバリエーションをやっと頂けるくらいでけっして上手ではありません。そんなんで言うなよ!!ですが…。友人が送ってくれたプログラムの配役を見た時「えっ、このメンバーでこの演目の全幕やるの!?」とビックリしました。おそらくお教室の3分の2が幼児~小学生、中高生くらいが残りの半分、あとは成人って感じでした。なぜ「おそらく」かと言うとプログラムに全員の顔写真と名前が載ってますがたいていどこのプログラムも年齢(学年)が書いていないからです。始まってすぐにこの教室が全幕やるのは3年早かったのでは?と思いましたが終わる頃には3年経っても…、と思いました。なぜ全幕をやるのか。なぜこの演目を選んだのか。なぜ小さい子やおばさんやおばあさん(60才くらい)にまでポアント(トゥシューズ)を履かせるのか…。娘は「この教室、めちゃくちゃ…。」心底驚いたようです。 この先生、ちゃんとした人なの!? 大丈夫!? アヤシクない!? ○○君、すぐお教室変えた方がいいよ!!娘が言うには…ちゃんとしてる人がいない。基本を正しく教えていないのではないか?バレエ団所属の現役のプロの男性ダンサーがゲストでしたがプロを相手にこれでは失礼ではないか…と心配になるくらい。このお教室の生徒さん達をバカにしているわけではありません。娘と私が疑問に思うのは先生です。生徒さん達は「正しく教わっていないから出来ないのではないか?」先生(60才以上かな?)は豊富なバレエ経験があるのか。またはバレエや指導法をちゃんと勉強した人なのか。土台が狂っていたら家は建ちません。そんな感じです。私と友人は小学生の時から一緒に書道を習っていた仲間です。私達の師匠は自分の持っている物(技法)を全て惜しげもなく見せて実際に手を取って筆の使い方などを教えてくれました。(それを全て自分の物に出来たか?といえばNOです。)月曜日に電話を頂いて友人に「百害あって一利なし」と懸念を伝えました。「前は厳しくて生徒がいっぺんに辞めちゃってそれからやさしくしたんだって。」「やさしい!? 放任とか適当と混同してない!?」「バレエは見た事も無いしぜんぜんわからないからどういけないのかが分からない」そうです。「じゃあ、書道やメインの習い事は『あの子上手』とか『基本がなってない』『あの先生はは怪しい』ってわかるでしょ?」と聞いたら「それはわかる!!」「それと同じだよ。」「そうかぁ~でも近いし安いからさぁ~。」「子どもの将来かかってるよ!?メインの習い事は正しく指導してもらってるからここまで来たんでしょ?」「そうだね~。バレエはこのあとコンクールの指導があってしばらく休みだからその間に考えるわ。」「あれでコンクールに出すの!? 主役の人!?」「違うよ、小学校高学年の子らしい。うちのも出ないかって誘われたよ。」…。娘はいろんな意味で勉強になった、と言ってます。「今まで先生に言われてもイマイチわからなかった事がここの人の踊り見て良くわかったから気をつけなきゃ。」だそうです。書道の師匠と娘のバレエの先生。このお教室の先生。子どもの将来。いろいろと考えさせられた発表会でした。今朝、ズッキーニ収穫しました。「濃い緑と黄色のストライプになります」って書いてあったけどただの黄色…なんでだろ?