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2006年10月19日
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カテゴリ:音声反訳
講演会から戻って、考えていることの続きです。

ネット上では、在宅で仕事をする一事業者という立場で書いていることが多いですし、おつきあいくださっている方々も、テープ起こし、印刷・DTPを含めて、そういう立場での同業者さんが多いです。
でも、私はその仲間に入りきれないことを、ちょっとばかり負い目に感じていたんですが。

今日は心底、自分たちのしている仕事は「社会福祉」の事業だったんだなと感じ、また、そういう側面から、自分たちにできることは何かということを、しみじみと考えてしまいました。
在宅事業者としての競争に参加することよりも、ある種の「使命」として、自分たちの持つ技術を生かしていくことはできないだろうか。

思いついた目標は。
苦笑まじりに使われる「作業所クオリティ」という言葉を、IT分野では「最高の品質」の代名詞にしよう、ということ。
社会福祉に関する情報公開を、誰よりも福祉に関わる視点を持つ私たち当事者が、技術的な側面で担っていきたい。
その方面なら、障害を持つことすらも、圧倒的に有利に生かせるのではないかと。

私たちは、一般事業者と肩を並べる、あるいは抜きんでた技術を持つことを目標にしていました。
設立から10年を経過、おかげさまで、それはかなりのところまで実現できたと思います。
けれど、営業活動にいまひとつ積極的になれなかった理由が「その仕事に費やす時間は、お金を得る以上の価値があるか?」という点だったんですね。

もちろん今までから、福祉にかかわる案件を多く受注しています。
でも、それがいわゆる「儲け」の少ない場合も多々あります。
けれど、その仕事をすることで自分たちが得られる情報に価値があったり、安くても断らないことで、オオゲサに言うと社会が変わるかもしれないということもある。
そんな仕事をしていることを、実はとても誇りに思っています。

さて、テープ起こしの話ですが。
専門分野にこだわることについて、いろいろな意見があったと思います。
いろいろな分野を起こすことで、テープ起こし者としての幅が広がるというのも、ほんとうに魅力的なことだと思っています。
けれど、あえて。
社会福祉分野専門のテープ起こし屋だと、今後は標榜することにします。
いや、テープ起こしだけではありません。
印刷物やウェブなど、広く世の中に知らせるためのもの全般。
そういうものを作る仕事をし、専門家を育てていきたい。

今日の講演会のお話にあったように。
今、私たちは社会福祉の歴史を作っているんですよね。
情報公開が現代の福祉のキーワードなのだとすれば、それを支える仕事を当事者がしないのはもったいないじゃないですか。(^_^)

ほかにもいろいろなことを考えて、一部の企画は区社協さんともお話ししてきました。
来年度には実現できるように、なんとか仕立てていきたいと思います。

みなさん、応援してくださいね~(^o^)/





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最終更新日  2006年10月20日 16時08分47秒
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