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テーマ:映画館で観た映画(8570)
カテゴリ:映 画
「観たい・観なければ」と思い続けるも、ずーっと観ることのなかった映画200本?のうちの1本。平日の10時にお客さんが30人くらい。下手な新作を掛けるより収益になるな。
京劇学校の子どもたちが、あまりに非人道的な日々を送っているのが衝撃だった。蛸部屋暮らしで、しごきと言うより虐待~半殺しとしか思えない残酷なことが、絶え間なく行われる。 京劇を初めて見たが、音楽がけたたましい。中国人と日本人の血の違いを表しているように思えた。 日本軍が侵攻し、日本人を憎むディエイー(レスリー・チャン)だが「日本の将校は京劇を愛し、役者である自分にも敬意を払った」と言う。京劇に身を捧げる彼は、そんな将校を‘日本人だから’と全否定はできなかった。 娼婦役のコン・リーの存在感も良かった。 京劇役者のディエイー(レスリー・チャン)・シャオロウ(チャン・フォンイー)・シャオロウの妻 ジューション(コン・リー) 激動の中国史と共にこの三人が見せる愛憎が、時にわかりやすかったり微妙だったり・・・。ジューションが見せるディエイーへのいたわりが、印象的だった。 女形を演じるレスリー・チャンの、愁いのある眼差しが美しい。 文化大革命は、私が子どもの頃まで続いた。中国って怖い国だなぁと思う。 一度は観た方がいい映画。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年04月18日 21時51分11秒
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